特撮『VERSUS ROAD』主演の松大航也さん、「新しいGAROを多様な視点で楽しんで」
2020年で放送15周年を迎える「牙狼<GARO>」シリーズの最新作、『GARO -VERSUS ROAD-』が2020年4月2日(木)より放送開始します。過去のシリーズ作と異なる新しい『GARO』となる同作について、主演の松大航也さんは「人間臭いドラマ」が大きな特徴だと話します。
キャラクターやアクションから滲み出る“人間臭さ”が見どころ
独特の世界観と映像表現で、15年にわたり多くのファンを魅了してきた特撮ドラマ「GARO」シリーズの最新作『GARO -VERSUS ROAD-』が、2020年4月2日(木)より放送を開始します。同作の主演をつとめる松大航也さんに、自身の役柄や物語の見どころ、そして芝居への思いについて語ってもらいました。
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――今回の作品のストーリーと、ご自身が演じる主人公の役どころについて、お聞かせ下さい。
松大航也(以下、敬称略) 現代社会に一般人として暮らしていた青年のもとに、突然謎のVRグラスが届くんです。そこからゲーム内の世界に導かれていくのですが、その世界に沢山のキャラクターが同じように集められるんです。ゲームのなかで理不尽に戦う事を強いられる状況にどう立ち向かうのか……そんな役どころです。
――今回がドラマ初主演となりますが、役が決まった時の心境をお聞かせ下さい。
松大 自分では、俳優としての経験はまだまだだな……と思っているので、主演という大役に選んでいただいて本当にビックリしました。撮影が始まり、徐々に主役という事の重大さを噛みしめています。
――アクションは、もともと経験はありましたか?
松大 もともと『アベンジャーズ』や『ワイルド・スピード』などのアクション映画がとても好きで、アクション俳優になりたくてこの仕事を始めたということもあって、殺陣やボクシングを学んではいたのですが、現場経験としては初めてです。
――撮影やアクション稽古などで、印象に残っているエピソードについてお聞かせ下さい。
松大 特にアクションに関しては特撮ならではの“決めポーズ”的なものが多くなると予想していたんですが、実際はよりリアルで生々しい人間同士の闘いを描くコンセプトで、寝技なども含めた実戦的な技が多いのが印象的でした。アクションの先生からは「危ないから実生活では使わないように」と言われています。
――ゲームの仮想空間で、人と人の泥臭い闘いが繰り広げられるのは興味深いですね。
松大 今作のストーリーで特に印象深いのは“人間臭さ”です。偶然同じゲーム内に集められた多様なキャラクターたちが自分の信念をぶつけ合うのですが、設定や演技だけではなく、アクションにもそれぞれの個性が出るようにと、僕だけでなく、全て演者が意識しています。本編を見ていくと明らかになると思うのですが、この“人間臭さ”は今作の大事な要素のひとつだと思います。