『リングフィット』の思わぬワナ 楽しく、筋トレ効果が実感できるあまり…
巣ごもり需要で大人気の『リングフィット アドベンチャー』。人間ドックの結果から、中性脂肪を減らす必要があり、プレイを始めたライターはゲームの面白さから夢中に。しかも、身体が鍛えられていく実感も。しかし、そこに思わぬワナがひそんでいました。
筋肉の存在を感じるように

人間ドックの結果を受け、Nintendo Switchの『リングフィットアドベンチャー』(以下、リングフィット)で中性脂肪を減らすことに。しかし、想像以上に体が弱っており、脂肪燃焼の前に簡単なミニゲームでまずは体幹を鍛える必要がありました。どうにか成果を感じられるようになり、「アドベンチャー」モードに挑戦したものの、思わぬ出来事がライターの早川清一朗さんを襲います。
* * *
『リングフィット』のミニゲームをプレイし始めてから数日後、早くも体に変化が現れました。そう、全身を襲う筋肉痛です。全身の筋肉に炎症が起こっているということは、体をきちんと動かせている証拠。運動前にアミノサプリ、運動後には低脂肪乳とプロテインを摂取し、食事はしっかりと肉・魚・野菜を食べてお風呂で体を温めて対処していきます。
まだ新しい筋肉が付くという段階ではありませんが、眠っていた筋肉が目を覚ましてくれたようで、わき腹や太もものあたりにはっきりと筋肉の躍動を感じるようにもなりました。このままどんどん鍛えていきたい、そう考えた筆者は、一週間ほどミニゲームでまんべんなく全身を鍛えた段階で、メインコンテンツである「アドベンチャー」モードに挑戦することにしました。
このモードは1日30分のプレイでクリアには3か月ほどかかると想定されており、相棒のリングと共に巨大なボス「ドラゴ」を追いかけ戦うストーリーです。各マップは基本的にはランニング・ジョギングで進んでいき、道中のさまざまな障害物をかわし、アイテムを集めながら敵と戦い突破していくことになります。
そうしていざ始めた「アドベンチャー」ですが、運動不足の身には非常にきついものでした。マップを走破する最中に、画面横にコインやアイテムが出てくるのですが、これを回収するためにリングコンを横に引っ張らなければなりません。また障害物を破壊するためにはリングコンを押し込み、道が途切れていればリングコンを下に向け押し込む必要があるなど、ランニングに複数の筋力トレーニングが組み合わされているのです。実にきついです。しかし、実に効きます。マップをクリアするだけで、スタミナ、腹筋、腕、ももなど全身をまんべんなく鍛え上げることができるのです。