『鬼滅』激アツ設定も即“放置”? 置いてけぼり感ハンパない「しれっと姿を消した」謎ルール
「無限城編」でも困惑!? 謎すぎる「設定」

これから始まる「無限城編」以降で明らかになる謎設定もあります。
そのひとつが鬼の始祖である「鬼舞辻無惨」が1000年以上探し求めている「青い彼岸花」です。青い彼岸花は、無惨が人間だったときに治療していた医師が作った薬に使われていたとされていますが、唯一、青い彼岸花についての情報を持っている医師を無惨が殺してしまったので栽培法はおろか生息地すら不明でした。
結局、無残や彼の部下の鬼たちは最後まで青い彼岸花を発見することができず、後日、奇跡的に発見されたものも伊之助の子孫の手によって完全に絶滅してしまったのです。その開花について、「花が咲くのは昼間のほんの数分から数十分」とされ、鬼たちが見つけられなかった理由が判明しました。
ネット上では、「存在が中途半端」「オチが雑すぎる」などの声があがり、「鬼の謎の象徴」と見られていた青い彼岸花は、「無惨の愚かさの象徴的な……」と言われるようになり、すっかり魅力を失ってしまったのです。
そして、これから始まる「無限城編」に続く、無残との最終決戦で明らかになる「無惨の脳と心臓が複数個ある」という設定も「謎設定」と呼ばれています。
「透き通る世界」を獲得した「岩柱」の「悲鳴嶼行冥(ひめじま ぎょうめい)」や「蛇柱」の「伊黒小芭内(いぐろ おばない)」、炭治郎が見た「無惨の身体」には5つの脳と7つの心臓があり、しかもその位置が移動していて狙うことができないという設定です。
まず「心臓」については、それが生死にかかわる臓器であるというなら、鬼はすでに「生きていない」のだから必要ないと言えるでしょう。「脳」に関しても産屋敷邸での爆破の後、悲鳴嶼さんに頭部を破壊されても元通りに再生しましたし、縁壱から逃亡するために肉片になって飛び散った後でも、無惨の肉体は元どおりに再生したことを考えれば脳が複数個ある必要性も見いだせません。
強いて言うなら5つの脳を持つメリットは珠世の薬によって、自分の体が「9000年老いている」と素早く計算できた点くらいです。そうでなくても無惨は怒りにまかせて「下弦の鬼」たちを殺したり、浅草で炭治郎の始末を自分でしなかったりなど失策の多さが目立ち、鬼でありながら鬼殺隊に協力する「珠世」にも「無駄に増やした脳みそを使って考えたらどうだ?」とディスられています。
その他にも、「わざわざ無限城で繭(まゆ)にこもった無惨が謎。鬼殺隊は上弦の鬼にまかせて、別の場所で体力回復すればいいのに」「無惨は男、女、子供に化けていたが、そんなに何重生活もできるの?」など、視聴者をとまどわせる謎設定があっても丸ごと楽しめるのが『鬼滅の刃』の魅力なのでしょう。
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記
※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記。
(山田晃子)


