「スイッチ2」の転売対策は万全か? 「初代」を持たない人が買いづらい問題はどうなる
初代「スイッチ」を持っていない人が「買いづらい」問題は?

なぜ任天堂はこれほどまでに厳しい転売対策をとったのでしょうか。これは初代「Nintendo Switch」が転売の対象となり、一時入手が困難となっていたことが理由でしょう。また、2020年に発売された「PlayStation 5」が転売の対象となった際には、販売台数のうちどれだけの数がユーザーの手に渡っているのか分からず、ゲームメーカーがPS5での発売を見込んでいたタイトルをPCに振り向けるなどの悪影響がありました。新型ゲーム機と新たなソフトの登場による初動を潰されるのは、メーカーにとって大きな痛手であり、ユーザーにとっても不利益しかありません。任天堂が警戒するのも当然と言えます。
しかし、すでに海外のオークションサイトではスイッチ2が「出品」され、「落札」もされています。店頭販売される商品にはプレイ時間の基準などは無いため、そちらが狙われる可能性は高いでしょう。油断は禁物です。
少々気になる点としては、マイニンテンドーストアでスイッチ2を購入する場合、「初代スイッチを持っていないと買えない」という問題もあります。とはいえ、初代は2024年2月の時点で国内累計出荷数3334万台という途方もない記録を打ち立てたゲーム機で、多くの家庭や個人に普及しています。
1983年に「ファミリーコンピュータ」が登場して「家庭用ゲーム機」文化を定着させてから約40年が経過し、親世代どころか祖父母世代も子供のころからビデオゲームを楽しんできた、という時代が到来しています。家庭用ゲーム機に興味があるなら初代スイッチを持っている可能性は極めて高いため、さほど問題とはならないでしょう。任天堂が積み上げてきた家庭用ゲーム機文化への自信がうかがえます。
(早川清一朗)



