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多くの人がツッコんだ『GTO』鬼塚(反町隆史)の「未経験」設定 ドラマと原作では「卒業の相手」が全然違う?

1998年のドラマ『GTO』は、原作から改変がいくつもありましたが、鬼塚が「未経験」であるという点は同じでした。そして、原作ではドラマよりもだいぶ後に「鬼塚の卒業」が描かれています。

ドラマよりも20年以上遅れた鬼塚の「卒業」

ドラマ『GTO』キービジュアル (C)藤沢とおる/講談社/関西テレビ放送/アベクカンパニー
ドラマ『GTO』キービジュアル (C)藤沢とおる/講談社/関西テレビ放送/アベクカンパニー

 藤沢とおるさんの人気マンガを実写化した1998年の学園ドラマ『GTO』は、高視聴率を記録し、SPドラマ、劇場版や2024年のリバイバル版も作られるほどの人気作となりました。ドラマ版は、元不良の主人公教師「鬼塚英吉(演:反町隆史)」の年齢が22歳から25歳になっていたり、舞台が中学校ではなく高校に変わっていたり、教頭「内山田ひろし(演:中尾彬)」の髪の毛がフサフサだったりと、原作と違う部分が多々ありましたが、鬼塚が「童貞」であるという設定は守られています。

 鬼塚を演じた反町さんがあまりにもかっこよかったために、SNS上ではいまも「『GTO』見返してたけど、改めて当時の反町隆史のあの顔で童貞の設定は無理がありすぎる」「反町が童貞とかいう、ありえない世界線のドラマ『GTO』好き」と、原作通りの設定にツッコミを入れる人が少なくありません。

 そして、ドラマ版の鬼塚は、原作よりも先に「卒業」を果たしました。鬼塚は「武蔵野聖林学苑」の同僚の教師「冬月あずさ(演:松嶋菜々子)」と交際して最終12話で彼女と初体験を済ませ、最後には別の高校の採用面接でそれをアピールしています。その後、現実の反町さんと松嶋さんと同じく、鬼塚と冬月は夫婦になりました。

 一方、原作の鬼塚は冬月だけでなく、さまざまな女子生徒からも好意を寄せられますが、彼の高校時代を描いた前作『湘南純愛組!』から継続して童貞時代が続きます。しかし、鬼塚が「吉祥学苑」高等部に新しくできた芸能クラス(通称:「Gクラス」)の副担任となる続編『GTO パラダイス・ロスト』では、まさかの展開が訪れました。

『パラダイス・ロスト』には、Gクラスの担任で、元グラビアアイドルの「こだま那奈」というキャラが登場します。彼女はアイドル時代、芸能界を牛耳る男「荒羅木蒼一」によって人生を狂わされていましたが、鬼塚とその仲間たちによって救われました。荒羅木のもとからこだまを救い出した鬼塚たちは、吉祥学苑の校務員が使っていた部屋に彼女をかくまうことになり、そこから鬼塚の童貞卒業エピソードが描かれます。

 不良時代からの仲間で警察官の「冴島俊行」からアドバイスを受けて、部屋でこだまと一緒に『タイタニック』を観ようとする鬼塚でしたが、冴島がDVDをアダルトビデオに変えていたせいで、気まずい雰囲気になってしまいました。その後、変な物音を聞いた鬼塚とこだまは夜の学校を見回り、そこで同僚教師の「天童景虎」と「笹本」が性交しているのを目撃します。

 のぞかれているのに気付いた元ヤンの天童が怒り、竹刀を持って追いかけてきたため、ふたりは教室の掃除用具入れに隠れました。そして、もともと鬼塚に好意を抱いていたこだまから誘う形で、ふたりは用具入れ内でキスをし、その後部屋で行為に及びます。

 この話が「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載された2021年10月当時、『湘南純愛組!』から30年以上童貞設定だった鬼塚の「卒業」は、ネット上で大いに話題になりました。相手が初期から鬼塚とくっつきそうでくっつかなかった冬月や、『湘南純愛組!』から鬼塚の女友達だった「藤崎志乃美」ではないことに驚いた方も多かったようです。

 また、『パラダイス・ロスト』の作中の出来事は、ある理由で刑務所に入れられている鬼塚がほかの囚人たちに語っている物語という設定だったため、「実は鬼塚が話を盛っているのでは」「キスまではいけたけど、そのあと失敗した可能性あるな」といった声もありました。

 ただ、この卒業は本当の出来事で、『パラダイス・ロスト』の最終話では鬼塚の人生にさらなる進展があったことも明かされています。原作の無印『GTO』や、ドラマ版で止まっている方は、読むとかなり驚くかもしれません。

(マグミクス編集部)

【画像】え…っ? 「表紙でここまで描いていいの?」 こちらが『GTO』続編の「鬼塚が卒業」した巻です

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