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『閃ハサ』ブライトさんはどうなっちゃうの? その苦難に満ちた半生を振り返る

「ガンダム」シリーズ作品は多々あるなか、もっとも多くのアニメ作品に登場している人物は「ブライト・ノア」だといいます。そしていま、息子が主役の映画作品を前にして、ブライトさんの行く末を案じる声が上がっています。

息子がああなって父親はどうなっちゃうの?

初登場時は19歳の士官候補生だったブライト・ノア。映画『閃光のハサウェイ』キャンペーン「ノア家のアルバム」より (C)創通・サンライズ
初登場時は19歳の士官候補生だったブライト・ノア。映画『閃光のハサウェイ』キャンペーン「ノア家のアルバム」より (C)創通・サンライズ

 映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』第2作『キルケーの魔女』の公開時期が2025年6月末に発表されてこのかた、ネット上の一部では「どこまで原作小説に忠実なのか」という点で意見が交わされ、主人公「ハサウェイ・ノア」の父「ブライト・ノア」の行く末を案じる声も聞かれました。

 ご存じのようにブライトは、「ガンダム」シリーズの「宇宙世紀」を舞台とした作品の多くに登場してきた、主要人物のひとりです。シリーズ最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』では一切、登場していないことから死亡説がまことしやかにささやかれるほど、各作品では出ずっぱりだったり、出番が少なくても重要な役どころを担ったりしてきました。

 同時に、シリーズにおいて屈指の苦労人としても知られます。その苦難に満ちた半生を、登場するアニメ作品ごとにざっと振り返ってみましょう。

●『機動戦士ガンダム』

 連邦軍の士官候補生として乗り込んだ「ホワイトベース」にて、負傷した「パオロ・カシアス」艦長からその職務を引き継いだブライトは、当時まだ19歳の若者でした。

 クルーは民間人ばかり、頼れる戦力はまだまだひよっこ時代の「アムロ・レイ」というなか、サイド7の避難民を保護しつつ敵の追跡を振り切るなど、ブライトは大きな難局を乗り切ります。ところがその後、軍上層部からは囮部隊として扱われ、激戦地へと送り込まれるなど、ブライトの苦難は終わりを見せません。それでもア・バオア・クー要塞での最終決戦にいたるまで艦をまとめ上げ、そして大きな戦果を挙げ続けたのでした。

●『機動戦士Zガンダム』

 一年戦争で一躍英雄となり、戦後に「ミライ・ヤシマ」と結婚し、「ハサウェイ」「チェーミン」をもうけたブライトは、連邦軍で軍人を続けてはいるものの、『Z』の物語開始時点で閑職に追いやられています。連邦軍上層部がニュータイプを恐れたため、彼らを率いたブライトも危険視されたのです。

 特に連邦軍内の軍閥組織「ティターンズ」からは目をつけられており、下の階級の者から殴られる屈辱まで味わったブライトは、やがて反地球連邦組織「エゥーゴ」に参加します。ところがそこにいたのは、頼れる部下だけど不穏すぎる「クワトロ・バジーナ」こと「シャア・アズナブル」や、繊細すぎる問題児「カミーユ・ビダン」、思春期ど真ん中の「カツ・コバヤシ」、スポンサー(アナハイム・エレクトロニクス)の立場を笠に着て無茶ばかり言う「ウォン・リー」などでした。普通の人なら胃を病む顔ぶれでしょう。

●『機動戦士ガンダムZZ』

 それでも、人員がいただけまだマシだったのかもしれません。『Z』で描かれた「グリプス戦役」がひとまずの終結を見ると、ブライトの乗艦「アーガマ」には、まともにMSを動かせる人員が「ファ・ユイリィ」しか残っていませんでした。

 そのような絶望的な人手不足をブライトは、「Zガンダム」を盗みに来た「ジュドー・アーシタ」たち少年少女をスカウトすることで補います。もちろん、彼らに「軍事組織」「軍事行動」といった意識はほとんどありません。ブライトは頭痛の種を自ら招き入れたカタチになるわけですが、それでも彼らをおだてたり、なだめすかしたりして、なんとか戦いを乗り切っていくのでした。子どもの扱いも、ずいぶんと手慣れたものです。

●『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』

 それから4年後、ブライトは独立部隊「ロンド・ベル」の司令兼旗艦「ラー・カイラム」艦長として、シャア率いる「ネオ・ジオン」との戦いに身を投じていました。かたわらには大人になった戦友のアムロ、スタッフもプロの軍人ばかりです。ある意味、これまでのなかでもっとも心穏やかな勤務だったかもしれません。

 しかしながら最終決戦のさなか、艦に同乗していた息子のハサウェイが、モビルスーツ「ジェガン」に搭乗し無断で出撃してしまいます。連邦軍の記録上は敵機撃墜となっていますが、ことの真相はご存じのとおりで、そしてその後のハサウェイ、ひいてはノア家に、大きな影を落とすことになるのでした。

●『機動戦士ガンダムUC』

 シャアの反乱とも呼ばれる第2次ネオ・ジオン戦争終結後も、ブライトは「ラー・カイラム」艦長を兼任しつつロンド・ベルを率いており、そして宇宙世紀0096年に起きた「ラプラス事変」にも関与することになります。

 そうしたなか「バナージ・リンクス」と出会い、ニュータイプとしての力を感じたブライトは、バナージの逃亡を手引し、「袖付き」ガランシェール隊への合流を促すなど、ここでも「ニュータイプの導き手」としての役割を果たしたのでした。もはやそうすることが、ブライトの務めのようです。

※ ※ ※

 そして宇宙世紀0105年、息子ハサウェイはテロリストになっていました。

 3部作が予定されている映画の第1作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』でブライトの出番はありませんでしたが、富野由悠季さんによる同題の原作小説に忠実に作られるのであれば今後、登場することでしょう。まだ連邦軍で軍人をしており、階級は大佐、年齢は45歳になっています。苦労の絶えない人生の、そろそろ現役を退こうとしている時期に、ブライトは過去最大の厄介事を抱えてしまうのでした。

 ハサウェイはもちろんですが、ブライトの行く末が映画ではどう描かれるのか、注目したいポイントのひとつといえるでしょう。

(マグミクス編集部)

【画像4枚】そういや娘は…? こちらブライトさんの長女「チェーミン」です

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