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やなせたかしさんも暢さんを描いてた? 『あんぱん』の「表紙モデル」での告白はどうなる

朝ドラ『あんぱん』77話では、嵩がのぶをモデルにして、「月刊くじら」の表紙を描きました。実際の「高知新聞」でも、同じような雑誌が出ていたようです。

比べてみるとほぼ同じ?

今田美桜さん(2018年12月、時事通信フォト)
今田美桜さん(2018年12月、時事通信フォト)

 2025年前期の連続TV小説『あんぱん』77話では、『アンパンマン』の作者やなせたかしさんがモデルの「柳井嵩(演:北村匠海)」が、編集部員を務める「月刊くじら」1946年8月号の表紙に、長年想いを寄せる幼なじみ「若松のぶ(演:今田美桜)」をモデルにした女性のイラストを描きました。SNSでは、「もはや公開告白」「嵩、意外と大胆だな」などと大いに話題になっています。

 モデルのやなせさんが、高知新聞社時代に「月刊高知」1946年8月号の表紙の女性の絵を描いたのは史実通りで、ドラマは水色の背景や黒地に葉っぱが描かれた女性の衣装も忠実に似せていました。女性の髪形や顔立ちはのぶ役の今田美桜さんに寄せていますが、全体的にはそっくりです。

 はっきりと明かされてはいませんが、「月刊高知」1946年8月号表紙の女性のモデルは、同じ編集部にいた記者で後のやなせさんの妻となる小松暢さんではないかと言われています。やなせさんの自伝などによると、当時やなせさんは高知新聞入後に出会った暢さんを、すでに好きになっていたとのことでした。

「月刊くじら」のモデルにあたる「月刊高知」の創刊号の表紙は高知県出身のイラストレーター、山六郎さんが担当したものの、次に頼んでいた漫画家の横山泰三さんが〆切に間に合わなかったため、やなせさんが急遽(きゅうきょ)表紙を描くことになったそうです。当時の編集後記には「ピンチヒッターで小生が受け持ちましたが、どうも凡フライで申し訳ありません」と、やなせさんの謙遜の言葉が書かれています。

 この1946年8月号の「月刊高知」には、『あんぱん』では創刊号に描かれていたマンガ『ミス高知』(こちらも暢さんがモデルと思われる)の第1回連載や、暢さんが文章を担当し、やなせさんがイラストを描いて協力した美容特集「おしゃれとくほん」のコーナーも載っていました。ちなみに、やなせさんは1947年6月号を最後に高知新聞社を辞めてからも、「月刊高知」の表紙のイラストや、マンガ、エッセイの連載を手がけています。

『あんぱん』77話では、せっかく嵩がのぶの絵を表紙にしても、のぶ本人は分かっていませんでした。鈍感な彼女がいつ嵩の想いに気付くのか、今後も注目です。

参考書籍:『アンパンマンの遺書』(岩波書店 著:やなせたかし)、『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』(文藝春秋 著:梯久美子)、ムック『やなせたかし はじまりの物語: 最愛の妻 暢さんとの歩み』(高知新聞社編集)

(マグミクス編集部)

【画像】え…っ?「朝ドラとほぼ同じ」 「ご本人もめっちゃ美人」 こちらがやなせたかしさんが描いた表紙の女性と若き日の暢さんです

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