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イケメン俳優が「モブ感」まで再現 マンガから出てきたような実写化キャラたち

マンガの実写化作品において、キャラの再現度は特に注目されるポイントです。特に主人公をしのぐ勢いで人気のあるキャラは、「推しの再現度が低かったら嫌だ」と不安に思うファンも少なくありません。

原作からそのまま出てきた完成度!

眞栄田郷敦さん(2020年2月、時事通信フォト)
眞栄田郷敦さん(2020年2月、時事通信フォト)

 魅力的なキャラクターが数多く登場するマンガは、実写化する際に「あのキャラも出てくるだろうけど、クオリティ低かったらショック」「推してる人が多いから、下手に再現しようとしたら暴動が起きるぞ」と、さまざまな不安の声も少なくありません。

 主人公はもちろん、人気のある登場人物の再現度は著しくハードルが上がるものですが、しっかりとファンも納得するクオリティーとなったキャラもいました。

●『東京卍リベンジャーズ』佐野万次郎(演:吉沢亮)

 かつての恋人が殺される運命を変えるべく、主人公の「花垣武道(タケミチ/演:北村匠海)」がタイムリープ能力によって過去に戻り、元凶となった不良チームで成り上がる姿を描いたマンガ『東京卍リベンジャーズ』(作:和久井健)は、2021年から2023年にかけて実写版の映画3作品が公開されました。

 本作には個性豊かなキャラクターが数多く登場しており、特に暴走族「東京卍會」の総長「佐野万次郎(マイキー)」は、普段は無邪気な美少年でありながら、集会の場では威厳を見せるというギャップに女性ファンも続出した人気キャラです。作品を読んでいなくとも、対抗勢力との戦いを前にマイキーが発したセリフ「パーのダチやられてんのに、日和ってる奴いる?」 「いねえよな?!」という通称「マイキー構文」を耳にした人は多く、本作が多くの人に知られるきっかけになったとも言えるでしょう。

 映画では、「国宝級イケメンランキング」で殿堂入りを果たした吉沢亮さんがマイキーを演じています。タケミチがタイムリープで出会った時代の姿をはじめ、黒髪となった現代の姿やチームの結成当初のあどけない姿など、映画で見せたさまざまな時代のマイキーには「惚れざるを得ないって」「ハマり役すぎて沼る予感しかしない」と絶賛の声が相次いでいました。

 特に映画1作目の序盤から登場した現代の黒髪マイキーは、感情を失った冷酷な表情と悪のカリスマ性を漂わせるオーラに「再現度高くて映画館で叫びそうになった」「ガラス玉みたいな真っ黒な目が原作通り」と反響が相次ぎ、ビジュアルが解禁された直後にはX(旧:Twitter)でトレンド入りを果たしています。

●『ゴールデンカムイ』尾形百之助(演:眞栄田郷敦)

 各キャラの再現度の高さによって実写化発表時の懸念が一転、好意的な意見が多くなった実写化作品といえば、2024年に公開された映画『ゴールデンカムイ』が筆頭といえるでしょう。

 明治時代後期の北海道を舞台に、アイヌの埋蔵金をめぐるサバイバルバトルを描いた原作マンガ(作:野田サトル)は、本格的なアクションシーンや強烈なキャラクターたち、死闘の合間に繰り広げられるギャグなど、さまざまな人気の要素が絡みあった実写化のハードルが非常に高い作品でした。

 しかし、ビジュアルに加えて原作さながらのアクションシーンや、野外で狩った動物を食べるシーンなどを体当たりで再現した主人公「杉元佐一」役の山崎賢人さん、杉元に協力するアイヌの少女「アシリパ」役の山田杏奈さんには、実写化に懐疑的だった原作ファンを納得させるほどの説得力があります。

 そのほか、眞栄田郷敦さんが演じる「尾形百之助」も、高い再現度が絶賛されていたキャラのひとりです。尾形は杉元が敵対する大日本帝国陸軍第七師団の上等兵で、狙った相手を確実に撃ち抜ける射撃の技量を持っています。感情を見せないミステリアスな一面と、公式から付けられたキャッチコピー「孤高の山猫スナイパー」の通り、猫そのものの行動を取るギャップに沼落ちする女性ファンも続出する人気キャラとなりました。

 映画版では登場シーンが限られていたものの、眞栄田さんは原作の初登場時の、坊主頭でやや「モブ感」の強かった尾形を驚くほど再現しています。「軍刀構えるシュールな姿と目つきが完全に初期尾形」「キャラが定まってなくて何考えてるのかわからない初期尾形、原作からそのまま出力されてた」と、原作をしっかりと読み込んでいるファンからも、高い評価を集めていました。

 その後の続編となるWOWOWの『連続ドラマW ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-』では、眞栄田さん演じる尾形はファンおなじみのオールバック姿となり、銃を扱う手付きの鮮やかさや嫌味な口調、たまに見せるかわいらしい一面など、各シーンの再現度がまたも話題になっています。

●『今際の国のアリス』チシヤ(演:村上虹郎)

 2010年より「少年サンデーS」、「週刊少年サンデー」で連載されていた『今際の国のアリス』(作:麻生羽呂)は、謎の世界「今際の国」に迷い込んだ主人公「アリス(演:山崎賢人)」が生き残るために理不尽な「げぇむ」に挑みながら、もといた世界への帰還を目指すサスペンス作品です。2020年にNetflixでドラマ化され、配信直後から連日ランキング1位の座に輝くほどのヒットを記録しています。

 ドラマで主人公のアリスやヒロインの「ウサギ(演:土屋太鳳)」とともに人気を博していたのが、村上虹郎さん演じる謎めいた男「チシヤ」でした。

 チシヤは心理戦を得意とする脅威的な頭脳を持ち、命を賭けたげぇむの場でも冷静さを失わないクールなキャラクターです。ほかのげぇむで活躍するアリスとウサギの存在にいち早く気づき、滞在者の集団「ビーチ」から抜け出す計画に巻き込もうとするなど、策士で考えの読めないミステリアスな一面を持っています。

 肩まで伸ばしたブロンドヘアーや、流し目で周囲を俯瞰的に観察する表情はまさに原作通りで、海外からも「ドラマのチシヤもマンガと同じく超クールで良いね」「チシヤがお気に入りのキャラになった」と好意的な反応も見られました。

 チシヤは2023年に制作が発表されたシーズン3の予告には姿を見せておらず、Netflixの公式YouTubeチャンネルのコメント欄には国内外のファンから「チシヤが出ないなんて嘘だよね?」「サプライズで出てくるって信じてる」と、再登場を熱望する声が続々と集まっています。

※山崎賢人さんの「崎」は「たつさき」
※アシリパの「リ」は小文字

(田中泉)

【画像】え…っ? 「完全に同じ構え」「何この色気」 こちらが原作ファンも全員沼らせた眞栄田郷敦の「実写版・尾形百之助」です

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