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『魔女の宅急便』キキはトンボと結婚した? アニメ勢は知らない「その後」が衝撃的

ジブリの名作として愛される『魔女の宅急便』。13歳で旅立ったキキのその後を知っていますか。小説では恋愛、結婚、出産まで描かれ、アニメでは描かれなかった展開が待っています。

キキがママに?

キキとトンボの仲睦まじい様子が写る『魔女の宅急便』場面写真  (C)2005-2022 STUDIO GHIBLI Inc.
キキとトンボの仲睦まじい様子が写る『魔女の宅急便』場面写真  (C)2005-2022 STUDIO GHIBLI Inc.

 ジブリ作品のなかでも高い人気を誇る『魔女の宅急便』は、何度見ても心が温まる不朽の名作です。しかし、13歳で旅立った魔女の少女キキの「その後」を知っていますか? 実は小説版では、アニメでは描かれなかった驚きの展開があります。

●キキとトンボ、まさかの結婚! 双子の母親に

 スタジオジブリ版では、飛行船の事故からトンボを救出するシーンで物語が終わります。しかし角野栄子さんの小説では、そこからさらに長い物語が続いていました。

 海辺の街コリコで出会ったメガネの少年トンボ。映画では「ちょっと興味のある男の子」程度の存在でしたが、原作でのキキは彼への想いを長く抱き続けます。片思いの期間を経て、ついに22歳で結婚。そして最終巻では35歳となったキキが双子の子供たちを育てる母親として登場するのです。

「キキとトンボが結婚するなんて最高のハッピーエンド!」「ひとりの女性の人生を最後まで描いてくれるのがうれしい」と、ファンからは喜びの声が数多く寄せられています。本作は13歳の魔女修行から始まり、恋愛、結婚、出産、子育てまで、少女から母親へと成長していく壮大な人生物語だったのです。

●ジジとの会話、実は復活してました

 アニメで多くの人の印象に残るのが、キキの相棒である黒猫ジジとの関係です。魔法の力が弱くなったキキは、それまで普通に会話していたジジの言葉が聞こえなくなってしまいます。映画ラストでも、ジジは鳴き声しか発さず、会話が戻ることはありませんでした。

 ところが小説では展開が異なります。確かに「言葉が通じにくくなる」時期は描かれるものの、やがてキキとジジは再び言葉を交わせるようになるのです。長年の相棒との絆が完全に失われることはなく、むしろより深い関係性へと発展していく。これも原作ならではの温かい展開といえるでしょう。

●実は謎だった「ウルスラ」の名前

 映画でキキの相談相手となる森の絵描きの女性。ファンの間では「ウルスラ」という名前でよく認知されていますが、実は映画本編では彼女の名前は一度も明かされません。エンドロールにも記載されず、小説でも単に「絵描きさん」として登場するだけです。

 それなのになぜ「ウルスラ」と広く認知されているのでしょうか。「ジブリ公式サイトに載っていた」「金曜ロードショーの番組サイトで紹介されていた」「関連書籍で確認した」など、ファンそれぞれの異なるきっかけがあるようです。映画にも原作にも明記されていない名前が、いつの間にか定着している不思議な現象といえるでしょう。

 ちなみに、ウルスラがキキをモデルに描いた「ペガサスに乗った少女の絵」は、青森県八戸市立湊中学校の生徒たちが制作した版画作品がモデルになっているという制作秘話もあります。

 1985年の刊行から40年が経った『魔女の宅急便』原作シリーズ。ジブリ映画で魔女キキに出会った人も、原作を読めば新たな発見と感動が待っているはずです。13歳の旅立ちから35歳の子育てまで、ひとりの女性の豊かな人生を追った物語を、ぜひ手に取ってみてください。

(マグミクス編集部)

【画像】え…っ! 「大人っぽい」 こちらが『魔女の宅急便』キキの成長した姿です(3枚)

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