「デフォルメされた原作に似てる」 再現度で話題になった実写版女性キャラ
マンガの実写化作品に関して、原作ファンの間で特に「キャラクターの再現度」を重視する声は少なくありません。奇抜なビジュアルやマンガよりの性格が、自然な形で再現されていた女性キャラに注目しました。
現実にいそうなトーンでの再現度がすごい!

人気マンガの実写化では、世界観だけでなく、キャラクターの再現度は原作ファンの気になる要素のひとつです。どうしても実写化すると不自然になる例もありますが、2次元ならではのビジュアルや性格が意外にも自然な形で再現されていたキャラもいました。今回はファンから絶賛された女性キャラを振り返ります。
●『東京サラダボウル』鴻田麻里(演:奈緒)
現代の東京を舞台に、国際捜査の警察官「鴻田麻里(こうだ まり)」と、警察通訳人の「有木野了(ありきの りょう)」のふたりがさまざまな事件に挑むマンガ『東京サラダボウル-国際捜査事件簿-』(作:黒丸)は、2025年1月にドラマ化されました。
上司から「レタス頭」と呼ばれる緑色の髪と、メガネがトレードマークという奇抜なビジュアルの鴻田は、さまざまな作品でインパクトを残してきた奈緒さんが演じています。原作通りのレタス頭はもちろん、破天荒な行動でたびたび周囲を振り回しつつも、どんな人にも手を差し伸べる鴻田の再現度はSNSでも大きな話題を呼んでいました。さらに鴻田が人との距離を急激に詰める様子も奈緒さんはごく自然に演じ、高い演技力でマンガならではのキャラをドラマへと落とし込んでいます。
聴者からも「ビジュアルかわいいし、鴻田を魅力的なキャラに演じてくれてありがたい」「奈緒ちゃん、特に原作のデフォルメされた場面の鴻田の再現度高いんだよな」と好評を得ています。
●『岸辺露伴』シリーズ 泉京香(演:飯豊まりえ)
荒木飛呂彦先生の人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ『岸辺露伴は動かない』は、NHKで2020年より定期的にドラマが放送され、2023年と2025年には映画化もされました。
変わり者の漫画家「岸辺露伴(演:高橋一生)」が、高すぎる好奇心が招いた怪事件に翻弄される本作は、ドラマオリジナル要素として飯豊まりえさん演じる担当編集者「泉京香」がメインヒロインとして登場します。
無知で無神経な泉に露伴は呆れつつも、なぜか怪異の影響は受けない泉の悪運の強さが露伴の窮地を救うシーンも少なくありません。露伴から邪険に扱われても気にしない泉のポジティブさも、ホラー色の強いドラマにおける癒しの要素になっています。
原作の泉も出番は少ないものの、露伴の原稿にカフェオレをこぼそうとしてふざけるなど、露伴を振り回すような素振りを見せるキャラクターです。作中でも屈指の曲者である露伴にも、無邪気に振る舞う泉のマイペースさをしっかりと再現している飯豊さんには、「原作通りの鋼メンタルの泉くんは最高」「みごとに露伴先生をやり込める泉くんの再現度が高すぎる」と、長年絶賛の声が相次いでいます。
●『ショコラの魔法』哀川ショコラ(演:山口真帆)
何かを代償に願いを叶える魔法のチョコレートを販売する主人公「哀川ショコラ」が、客に協力、時に断罪していくホラーファンタジー『ショコラの魔法』(作:みづほ梨乃)は、2021年に映画化されました。
「ちゃお」で連載されていた本作は、児童向けマンガながらゾッとする残酷な展開もあり、トラウマ作品として記憶に焼き付いていた読者も少なくありません。実写化が発表された際は恐ろしい描写のクオリティーとともに、主人公のショコラを演じるキャストが注目されていました。
ゴスロリファッションを身にまとい、クールな性格でミステリアスな雰囲気のショコラを演じたのは、元NGT48の山口真帆さんです。山口さんは人間の欲望を前に不敵に微笑む表情や、「私のチョコは高いわよ?」と忠告するショコラを、みごとに演じ切っていました。
ビジュアル面でも、紫色の髪とゴスロリファッションという、一歩間違えればコスプレ感が出てしまう要素も違和感なく再現できており、「ダークなショコラの雰囲気をここまでうまく表現してくれてるなんて」「安っぽさが全然ないし、めっちゃ似合ってて最高」と、原作ファンから絶賛の声が相次いでいます。
(田中泉)
