『ガンダム0080』瞬殺はやっぱワケあり? ジム・コマンドが演じた「伝説的やられ役」
2025年9月5日より予約開始の「ROBOT魂 ジム・コマンド コロニー戦仕様」、アニメでは「ケンプファー」に瞬殺された印象が強いこの機体は、しかし、実のところガンダムなみの高性能機ともいわれます。
見た目は秀麗…なんだけど

バンダイナムコグループの公式通販サイト「プレミアムバンダイ」にて2025年9月5日16時より、「ROBOT魂 〈SIDE MS〉 RGM-79G ジム・コマンド ver. A.N.I.M.E. ~コロニー戦仕様~」の予約受け付けが開始されるとアナウンスされました。新規造形バックパック付属で、価格は8250円(税込)です。
同機はOVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場する連邦軍のモビルスーツ(MS)で、量産機「ジム」のバリエーションという位置付けになります。BANDAI SPIRITS「MG 1/100 ジム・コマンド(コロニー戦仕様)」取扱説明書などの記述によると、一年戦争末期に開発された「ジム後期生産型」に類別される、コロニー内と周辺宙域での運用を想定した「拠点防衛用」に特化した仕様の機体で、各種の構造物やコロニー壁面などに致命的な損傷を与えないよう、出力や武装が調整されていました。携行武器は実体弾を使用しています。
一説には、「ガンダム」などのRXシリーズにひけを取らない高性能機といわれますが、しかし『0080』の劇中描写では、ちょっと残念な姿が目立ってしまいました。
物語の最序盤、サイド6「リボー・コロニー」へ威力偵察に侵入したジオン軍のMSを迎撃する様子が見られ、ここで本作の主要キャラ「バーニィ」こと「バーナード・ワイズマン」の「ザクII改」に損傷を与えています。ただ、ジム・コマンドも数機が撃破されていました。
より鮮烈な記憶として刻まれている(あるいはまったく覚えられていない)姿といえば、その後に発生した「対ケンプファー戦」ではないでしょうか。「スカーレット隊」の戦いといえば、ピンとくる人もいることでしょう。
スカーレット隊は、「ホワイトベース」と同じペガサス級の強襲揚陸艦「グレイファントム」のMS部隊で、「ジム・スナイパーII」「ガンキャノン量産型」そしてジム・コマンドといった「最新鋭の高性能機」とされる機体が配備されていました。その軍備から、連邦軍のなかでも優秀なほうの人材を集めた部隊、という見方もできそうです。
ところが劇中では、ジオン軍特殊部隊「サイクロプス隊」のパイロット「ミーシャ(ミハイル・カミンスキー)」が駆るMS「ケンプファー」1機に、出撃するや即、全滅させられてしまいます。映像ではわずか1分程度の描写でした。ジム・コマンドも出撃していたのですが、文字どおり瞬殺だったため、記憶にないという人もいることでしょう。
これほどのワンサイドゲームとなったのは、ミーシャの技量はもちろんですが、やはり理由あってのことと考えられます。詳細は省きますが、さまざまに考察されてきたなかでひとつ挙げるとすれば、連邦として中立サイドでの軍事行動が(そもそも条約違反とはいえ)非常にはばかられる状況にあったことが大きいというものです。劇中には、これを示唆する描写もありました。また、実のところスカーレット隊はエリート集団などではなく、単なる練度不足ではないか、という見方もあるようです。
ともあれこのように、『0080』におけるジム・コマンドは残念なものでした。ただここからの派生機や後継機は、マンガ作品なども含めると実に多彩で、ゲーム作品への登場も多く見られ、さまざまな舞台で物語を彩っています。ジム・コマンドは、そうした系譜の原点という位置付けの機体でもあるのです。
(マグミクス編集部)








