「ビデオデッキ」がなかった昭和アニメファンの「苦肉の策」が衝撃! 令和の現在は「夢のよう」
ネットでの映像配信が当たり前の現代。少し前のレンタルビデオ時代の経験も、若い世代にはわからないかもしれません。しかし、そのビデオ普及前のファン活動は、さらに想像を絶するものでした。
ファンにとって憧れだった「ビデオデッキ」

令和の時代になって、昭和の頃より進化したと思うことのひとつに「気軽に映像が観られる」ことが挙げられます。自宅から外出せずにさまざまな映像を楽しめる時代。昭和からもっとも進歩したことかもしれません。
現代ではネット配信で映像を楽しむ人がほとんどです。平成の頃は、わざわざレンタルビデオ店まで行っていたことを考えると、進歩だといえるでしょう。しかしさらに以前、ビデオが普及する前を知る人は、確実に昭和世代の人間といえるかもしれません。
ビデオの普及に関して個人差がありますが、1970年代末期にはビデオデッキのTVCMが流されていました。もっとも当時は高額だったので、一般的になったのは1980年代中期くらいだったと記憶しています。逆をいえば、それまで個人の家で映像を観ることはできませんでした。
そのため当時のアニメファンのほとんどが、自宅でも好きな作品が観られるビデオデッキがもっとも重要なアイテムだったわけです。当時の筆者も親を説得して買ってもらいました。このビデオデッキだけでも20万円は超えていたと思います。
ちなみに当時の「週刊少年ジャンプ」の価格は150円から170円でした。現在は300円ですから、単純計算で当時の物価はおよそ半分ほどと考えられます。
これに録画用のビデオテープは1本で3千円以上、筆者が愛用していたメーカーのものは定価で1本4千4百円でした。とにかく金銭がかかるアイテムです。もっとも気軽に映像が見られるというのは、当時としては夢のようなことでしたから、金銭のことは二の次でした。
それではビデオが普及する前、アニメファンはどうやって作品を楽しんでいたのでしょうか。その方法は、令和の今では唖然とされるかもしれません。


