不正出品を購入しないで！　講談社「マガポケ」が注意喚起　「原因の究明と特定に動いてまいりますが…」

欲しいファンの手元に届かない、現状に「悲しみ」

　講談社が運営する「週刊少年マガジン」の公式マンガアプリ「マガジンポケット」（以降：「マガポケ」）の公式Xアカウントより、「マガポケより転売や不正な出品についてのお願い」というメッセージが投稿されました。

　投稿では日頃のファンへの感謝を述べたうえで、近頃、コミックスの早期特典や非売品などが大手フリマサイトで大量に不正出品されていることについて、「これらの行為は、作品を楽しみにしてくださる皆さまの気持ちを損なうものであると考えております。」「弊社といたしましても原因の究明と特定に動いてまいりますが、こうした出品物を購入されないよう、お願い申し上げます。」と伝えています。

　続けて「作品とファンの皆さまとの大切なつながりを守るため、営利目的での転売や不正な出品はお控えくださいますよう改めてお願い申し上げます。」とし、「今後とも、変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。」という文面で投稿を締めくくっています。

「マガポケ」では、TVアニメ化されて話題となった『薫る花は凛と咲く』や『WIND BREAKER』、『ガチアクタ』をはじめ、数多くの作品が連載されており、連載作品のPOP UP STOREや複製原画を配るイベントなどが定期的に行われています。

　大手フリマサイトへ大量に出品されている事実に、ファンからは悲しみの声があがっており、今回の公式の対応について、SNS上では「普通に犯罪なのでこの問題は徹底的に詰めて欲しい」「転売は買わない　約束だ」といった声があがっていました。

　人気作品とファンとの大切な繋がりを守るため、公式が転売行為に対し毅然とした姿勢を示した今回の発表。ファンも一丸となって不正な出品物を購入しないという意識を持ち、今後の健全な市場形成につながることが期待されます。