ゼーリエを守り切れるのか？　『葬送のフリーレン』最新15巻はフェルンとシュタルクに“進展”も!?

特装版では、知られざるザインに一人旅が語られる！

　本日2025年12月18日、山田鐘人先生（原作）とアベツカサ先生（作画）による人気マンガ『葬送のフリーレン』の第15巻が発売されました。

　本作は「魔王討伐後」の世界を舞台に、千年以上を生きる魔法使い「フリーレン」と彼女が旅先で出会う人びとの物語を描き、深い感情描写とユーモア、緻密なドラマで多くの読者を魅了してきました。これまでに「マンガ大賞2021」大賞や第25回手塚治虫文化賞（新生賞）、第69回小学館漫画賞（2023年度）、第48回講談社漫画賞（少年部門）を受賞しており、シリーズ世界累計部数は3200万部を突破しているなど、その評価と人気はますます高まっています。

　第15巻では物語が帝都アイスベルクへと舞台を移し、建国祭の舞踏会に招待された「ゼーリエ」が到着します。ゼーリエを狙う暗殺計画を阻止するため、一級魔法使いである「ゼンゼ」「ファルシュ」「フェルン」「ユーベル」「ラント」らの護衛任務が本格的に動き出します。帝国最強の魔法使いたちが結集する魔導特務隊と、暗殺計画に関わる「影の戦士」たちが入り乱れるなかで、巧妙な頭脳戦と高度な魔法バトルが繰り広げられ、緊迫感のある展開が続きます。

　そして14巻で再会を果たしたザインや、フェルンと「シュタルク」の成長や相互の関係性の進展が丁寧に描写されることで物語は大きな転換点を迎えます。フリーレンたちがゼーリエを守り抜けるのかという緊張感と、登場人物たちの内面に刻まれる変化が読者の心に深く響くことでしょう。戦術と感情が交錯する構成は、従来のシリーズの魅力をさらに強めているといえます。

　また、特別短編小説付き特装版では、前日譚小説『葬送のフリーレン～前奏～』の著者・八目迷先生が書き下ろした、一人旅をするザインの物語の物語が全34P分描かれます。

　さらに、テレビアニメ第2期が日本テレビ系全国30局ネット「FRIDAY ANIME NIGHT」枠にて2026年1月16日より毎週金曜日23時から放送開始となることが発表されており、コミックスと合わせてアニメでも新たな展開が楽しめる見込みです。

　原作ファンはもちろん、これから本作に触れる方にも第15巻はおすすめの一冊です。帝都を舞台にした緊迫の護衛戦とキャラクターたちの成長を、ぜひ書店や電子書籍で手に取ってご覧ください。

※「種崎敦美」の「崎」は「大」の部分が「立」になる字が正しい表記。