実は「TVアニメ空白期」が多い『ガンダム』 穴を埋めて人気を維持した「功労者」とは?
人気シリーズ作品でも空白期はつきものです。しかし空白期の多い『ガンダム』シリーズですが、その人気は高いまま維持していました。その理由は「ガンプラ」にあるのかもしれません。
ファン待望の「ガンダム続編」 その影で功績を残した者が…?

どんな人気作品もいつかは終わるものです。しかし、なかにはシリーズ化のはてに一大コンテンツにまでなっていくものもありました。『機動戦士ガンダム』(1979年)がまさにそうです。
もともとTVアニメ作品の『機動戦士ガンダム』は打ち切り作品でした。しかしファンの声を足がかりに人気を集め、劇場版へと結びつき、日本中を熱狂させるほどのブームとなります。そこにはさまざまな要因がありますが、一番大きなものは「ガンプラ」だったのではないかと考えます。
『ガンダム』のプラモデル、いわゆる「ガンプラ」は、TV放送終了後に模型会社「バンダイ」から発売されました。これが大ヒットとなり、ガンダムブームを支える大きな要因となります。
それまでのガンダムファンは中高生以上が多数を占めていたのですが、ガンプラのヒットにより小学生以下の子供たちが加わり、結果としてファン層の拡大につながりました。そして、ガンプラのヒットは独自の方向へとブームを導きます。
その結果、完結した『ガンダム』という作品は、続編『機動戦士Zガンダム』(1985年)へとつながりました。本来ならアニメの続編は作品の高い人気から動くものですが、『ガンダム』の場合はガンプラが大きく影響することになります。この関係は、後のシリーズにも引き継がれました。
そこからのガンダムシリーズの歴史を紐解いていくと、TVアニメが放送されなかった時もガンプラがシリーズを支え、大型コンテンツに育っていく要因だったことがわかります。



