【漫画】家事を「手伝いと思うな」 母の“モヤモヤ”言語化し「ぜひ義務教育にして」共感殺到【作者インタビュー】
クタクタになって帰宅した母。夫や3人の息子たちがのんびりと過ごす様子を見て、思わず感情が爆発してしまいます。それを聞いた家族の反応は……。Instagramで公開されたマンガが、「これは大共感!」と話題になった、作者の安田ふくこさんにお話を聞きました。
家事、どのくらいしていますか?

家事に対する母の本音について描いたマンガ「手伝ってたのは私のほう」(全3話)が、Instagramで合計2万2000以上のいいねを集めて話題となっています。
多忙な1日を過ごし、疲れ切っていた母。帰宅し、夕食の支度をしなければと思っていたところ、夫や3人の息子たちがそれぞれ自分たちの好きなことをしている様子を見て、感情が爆発してしまいます。「みんなができることを少しずつやる」「家事は自分ごと」という母の言葉を聞いた4人は……という内容で、読者からは「まったくその通り!」「家族に読ませたい」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、3きょうだいの母で、イラストレーターの「安田ふくこ」さんです。イラストの仕事をしながら、Instagramやブログ「さんきょうだいありー」でマンガを発表しています。安田ふくこさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
いまPTAのお話についても描いていて、Instagramに投稿しています。当時、そのPTAや仕事で大変だったときにボロボロで帰宅して、「ご飯すぐ作るね……」といったら、「ゆっくりでいいからな~」と晩酌しながらTVを観ている夫にいわれたんです。
目の前には乾いた洗濯物が、そのまま山のようにあるにもかかわらず。男性は仕事から帰れば、家でのんびりできるのが当たり前。しかし女性は仕事から家に帰っても、さらに家事をするのが当たり前。「そんなの滑稽だ」「息子たちの教育にも悪い」と思ったからです。
ーーこのときの出来事を、いまはどのように感じていますか?
誰もが「般若」になりたくてなるわけではないと思いますが、毎日をともに過ごすなかで、「家事はやってもらって当たり前」と思ってしまったら、本人たちにとって今後良いことなし。もうみんな幼児ではないですし、たとえ共働きでなかったとしても、今後お互いに何が起こるか分からないのですから……。
目の前にある自分ができることは、男性でもやるべきだと思っています。「お手伝い」ではなく、家事とは自分ごと。互いを感謝するようになる、良いきっかけだったと思っています。
ーーその後も、家族の皆さんは自発的に家事をしてくれていますか?
息子たちはもちろん、特に夫はできる家事を増やし&継続してくれています。例えば、ゴミ捨てや出勤前の自分の朝食&食器洗い、帰宅後に家族の洗濯物を取り込んでたたみ分けるなど。また夕食後の自分の食器洗いや、子供たちの習いごとなどの送迎、お米を洗って炊飯器にセットのほか、休日は洗濯物干しにも参加してくれています。子供たちも、それぞれが得意なことをその都度やってくれています。
ーーこの一件を機に、家族について新しい発見はありましたか?
家事に慣れてきた夫が、私より効率重視で手早くキビキビと動いてくれるようになって驚きました。なんか負けたような気分です。でも、このまま負けておくことにします。
ーー「なかなか般若になれない」「夫や子供たちに伝えたいけれど、なんて伝えたら良いか分からない」と悩む読者の方もいるようです。そんな皆さんへエールやメッセージをお願いします。
「なかなか伝えたくてもいえない」という方は多いかと思います。私もそうでした。単純に「怒らせると怖い」と思っていえなかったり、「家事は女性がやるもの」と思っていると、いいづらかったりしますよね。
少しずるいかもしれませんが、今回私は「子供たちにいっているつもり」で、1番は側にいた夫に伝える気持ちで伝えました。「家族だってひとつの社会。誰かひとりだけが犠牲になるのではなく、協力し合って穏やかに生きるための時間をみんなで作り上げていくもの」「大事な家族が体もつらいなか、ひとりで頑張っていたら、知らんぷりは滑稽の極み。いつまでも自分事を私に手伝わせてばかりいないで、自らできることをやりなさい」、そんな感じで伝えました。
実際、病気などで家事の主力が長期間倒れたとき、どうするのか。「そのときになればできる」だなんて夫はよくいっていたけれど、普段からやっていなければ、最初は流れすらつかめなくて大変になる状況は目に見えています。母のためではなく、家族のそれぞれが自分のためにも頑張ってほしいですし、私自身も「自分でやった方が楽」と思っていても、「やってもらって当たり前」と夫や子供たちがならないようにするために、しっかりと伝えて良かったかもしれません。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「自分が夫や子供たちにモヤモヤと思いつつも、言語化できなかったことです!」「とてもスッキリしました!」「まだ子供が小さいけれど、うちもいまから少しずつ伝えていきたい内容でした」「ぜひ義務教育の教科書に載せましょう」などのコメントをいただきました。いつもコメント、本当にありがたいです。
(マグミクス編集部)






















