原作よりだいぶ「グロくない」実写ゴールデンカムイ それでもある要注意の場面は? 原作ファンからは「上手い改変」の声も
『ゴールデンカムイ』の実写映画版は、気を遣ってグロテスクなシーンが減らされていますが、それでも苦手な方は注意する必要がある場面があります。
シーンは削ってないけど

2026年2月20日(金)の「金曜ロードショー」で放送予定の映画『ゴールデンカムイ』(2024年/原作:野田サトル)は、明治後期の北海道を舞台に、道内のどこかに隠された巨額のアイヌの金塊を巡る争奪戦を描いた物語です。本作は映倫から「暴力的な物語であり、多くの殺傷流血がみられるが、親又は保護者の助言・指導があれば、12歳未満の年少者も観覧できます」と、PG12指定を受けて公開されました。
冒頭の日露戦争の二百三高地での戦いの場面をはじめ、映画版は多くの人が観られるよう、原作よりも暴力描写、人体破壊描写は控えめになっています。そのまま映像化していれば、R15+指定もあり得たでしょう。ただ、もちろんそういったシーンに耐性がない人からは、公開時に「グロかった」「目を背けた」といった意見も出ていました。
そんな映画版で、原作を知る人から「上手い工夫」と称賛が相次いだのが、「ヒグマに襲われる場面」です。映画の中盤、主人公の「杉元佐一(演:山崎賢人)」は、雪山で敵勢力の「第七師団」の兵士たちと対峙した際、銃を突きつけられている状況を打開するために、近くにあったヒグマの巣穴に飛び込みました。
その後、穴に入った杉元本人は襲われず、穴に向かって発砲した兵士たち3人がヒグマによって次々に攻撃されていきます。そのなかの「玉井芳蔵(演:山内圭哉)」伍長の顔面に爪が突き立てられ、次のコマで顔の皮が丸ごとベロンとはがれる場面は特に有名です。
さらに、一等卒「野間直明(演:青木健)」が腸を引きずり出されながら戦うなど、原作はかなりグロテスクな描写が多かったのですが、映画ではヒグマが兵士たちを殺し、最後にまだ生きていた玉井伍長が銃でとどめを刺して息絶える場面までを、「巣穴に逃げ込んだ杉元の視点」から描いています。この工夫によって、シーンを削らずに残酷な要素を抑えることに成功しました。
ただ、映画でも玉井伍長の顔の皮が剥がされる瞬間は、一瞬ながらしっかり描かれています。ほかにも、杉元が第七師団の「鶴見篤四郎(演:玉木宏)」中尉に、拷問でお団子の串を頬に刺されるなどの場面もありますが、映画版でいちばんグロいのはヒグマのシーンで間違いないでしょう。
どうしても残酷描写を見たくないという方は、映画が始まって57~59分頃のタイミングで少し目をそらしておけば大丈夫です。
続く27日放送のドラマシリーズ『ゴールデンカムイ 北海道刺青囚人争奪編』(2024年)は、映画よりも過激な場面が増えていますが、「金曜ロードショー」では「特別編集版」が流れると発表されています。地上波だとどのシーンが「アウト」なのか、配信で観られるバージョンと見比べるのも楽しいかもしれません。
※山崎賢人さんの崎は「たつさき」
(マグミクス編集部)
