『ばけばけ』21週・トキが「呪われる」展開はミスリード? 視聴者「朝ドラあるある」「そろそろでしょ」 史実を見ると
連続テレビ小説『ばけばけ』第21週ではトキが呪われるようで、話題を呼んでいます。
史実だと意外な人物が「大喜び」してた

2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第20週100話の最後では、第21週の予告が流れました。予告映像では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」が「呪われて」しまい最後に倒れこむ姿が描かれて、話題を呼んでいます。しかし、一部視聴者からは、これがミスリードではないかという予想も出ているようです。
※この記事では『ばけばけ』のネタバレにつながる情報に触れています。
21週の予告を見ると、トキは公式サイトで「ある田舎の村の様々な言い伝えに詳しい女性。どうやら呪われているらしい」と紹介されている登場人物、「吉野イセ(演:芋生悠)」と関わるようです。そのことによって、トキが呪いにかかってしまうのかもしれません。
怪談好きのトキはかつて、結婚する前の夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」から呪術に使うヴードゥー人形を貰い、大喜びしていました。そんな彼女なら自分が呪いにかかっても喜んでしまうかもしれませんが、視聴者としては心配でしょう。
ただ、SNSでは「おトキさん呪われますは妊娠発覚とか隠すためのミスリードじゃないか?」「もしかして来週おトキちゃん妊娠なんじゃ」「おトキちゃん倒れた……妊娠フラグ??」「朝ドラの主役って妊娠したらとりあえず倒れるんだよな、分かりやすい」「これは朝ドラあるあるだな、絶対ミスリードだと思う」と、トキとヘブンの間に子供ができるのではないか、という予想の声もありました。
史実だと、ヘブンのモデルのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と、トキのモデル・小泉セツの長男・一雄は、1893年11月17日に生まれています。身ごもったのが10か月前の1893年1月だとすると、もしトキが妊娠する展開の場合、『ばけばけ』21週は第20週で描かれた1892年2月から少し時間が飛ぶのかもしれません。
43歳にして子供ができたハーンは自分が死んだ後のことを考え始め、セツや一雄に確実に遺産を残すために1896年2月に日本に帰化して、小泉八雲に改名したと言われています。非常に重要なエピソードですし、『ばけばけ』は25週で終わる予定なので、そろそろトキの懐妊が描かれてもおかしくない頃です。
ちなみに、一雄は後年の著書『父「八雲」を憶う』のなかで、自分が生まれたときの意外なエピソードを語っていました。『ばけばけ』とは違い、セツの養祖父・稲垣万右衛門(「松野勘右衛門」のモデル)は一緒に熊本へ移住しており、一雄が生まれた17日の早朝にハーンの書斎へ駆けつけ、「フェロン公!天晴れだッ!生まれますたで、生まれますたで。これが、これが……」と、腕まくりをしながら拳を振り立ててうれし涙を流したといいます。
小日向文世さん演じる勘右衛門とはキャラが違う気もしますが、この場面が観られないのは残念です。ただ、息子の「司之介(演:岡部たかし)」が、代わりにその役割を担ってくれるかもしれません。今後に注目です。
※高石あかりの「高」は「はしごだか」
参考書籍:『ラフカディオ・ハーン 西田千太郎 往復書簡』(八雲会)、『父「八雲」を憶う』(千歳出版)
(マグミクス編集部)

