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なぜ視聴者が泣いた? 『ばけばけ』司之介の「誰にも言わん」が刺さりすぎるワケ

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』第117回で、失職を家族に隠すヘブン先生(トミー・バストウ)に、義理の父・司之介(岡部たかし)がそっと寄り添う感動の場面が描かれました。過去の自分の失敗を語った司之介が「昔のわしと同じじゃ」と語りかけるシーンは視聴者の涙を誘い、X上では「神回」と絶賛の声が続出しています。

「ワシと同じ臭いがしての」 静かな励ましが胸を打つ

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、司之介を演じる岡部たかしさん
NHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、司之介を演じる岡部たかしさん

 2026年3月17日(火)放送のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』第117回で、帝国大学の英語教師をクビになったことを家族に隠し、ミルクホールで時間を潰していたヘブン先生(演:トミー・バストウ)に、義理の父・司之介(演:岡部たかし)が静かに寄り添うエピソードが描かれました。放送後、X(旧Twitter)では「涙腺崩壊」「義理の父として最高」「神回」といった感動の声があいついでいます。

 ヘブン先生は帝国大学で英語教師として月400円の収入を得ており、東京へ引っ越した家族は「まるで桃源郷」と発言するほど穏やかな暮らしを送っていました。ところが、ヘブンは帝大学長から「クビ」を言い渡されており、ヘブンは毎朝仕事に行くふりをしながら、ミルクホールで時間をつぶしていたのです。

 ある朝、司之介はヘブンの様子に違和感を覚え、ひそかにあとをつけてミルクホールへ。司之介は、ヘブンが「失職」を家族に隠していることを咎めませんでした。『ばけばけ』の物語序盤で「ウサギ投資」に失敗して財産を失い、そのことを家族に黙って失踪した過去を持つ司之介は、「昔のわしと同じじゃ」と、自身の境遇を重ねながら、ひとりで苦しむヘブンに「誰にも言わん。安心して仕事を探せ」と優しく語りかけました。

 この場面に心を深く打たれた視聴者の声がX上であいついでいます。「『同じ匂い』のセリフが刺さる。失ったものを抱えて生きる男同士の絆が尊すぎる」「ホットミルク乾杯シーン……優しすぎて涙腺崩壊」といった声があがっています。「過去の自分を重ねて励ますの、ラストサムライみたいでカッコいい。家族の絆が深まった回だった」と、司之介の姿勢を称える声も多数見られました。

岡部たかしの「静かだけど重い」演技に絶賛

 いつもはどこか情けない一面も見せる司之介が、家族のなかでいち早くヘブンの異変に気づき、自らの過去を静かに語りながら寄り添うシーンは、岡部たかしさんの演技と相まって多くの称賛を呼びました。「岡部たかしさんの演技が静かだけど重い」「静かだけど存在感すごい」「良い感じに、人として熟した」などの投稿が注目を集めています。

 ヘブンのモデルとされるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、ドラマと同様に帝国大学から解雇を通知され、生徒たちは留任を求める抗議活動を起こしたといわれています。帝大を辞めて職を失ったハーンは、のちに早稲田大学に講師として招かれています。

 53歳で職を失い肩を落とすヘブンが、義理の父の言葉によって少しずつ救われていく様子は、ヘブンが再び「執筆」へと向かう再起の予感も漂わせており、今後の展開への期待感もさらに高まっています。

(マグミクス編集部)

【画像】「え、可愛すぎ」「ドラマそっくり?」 これが『ばけばけ』ヘブン先生の子供のモデル、小泉八雲の「長男&次男」です

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