ファイナルファンタジーの天野喜孝が描く「法華経画」が公開。仏の世界もドラマチックに?
制作期間は約1年。ゲーム世界との共通点も

川島氏からは天野氏に「この絵はどこから描き始めたんですか?」と質問が投げかけられましたが、天野氏は「まず周りを攻めていって、最終的に仕上げたのは真ん中のお釈迦様です」と語りました。
天野氏は「四天王(持国天・増長天・広目天・毘沙門天)が四隅にいて、あとは帝釈天など、日蓮宗に出てくる重要な仏様をあらかじめ伺っていて、それを入れました。その前に色々描いていたラフがあったんですが、最終的にはそれらも全部入れました」と語り、約1年に及ぶ制作過程を振り返りました。
また、構想にはゲームの世界観との共通点を感じさせる部分も。天野氏は「(法華経には)たくさんの神々がいますけど、ゲームでもそうなんですよね。いろんな神々がいたリモンスターがいたり。この曼荼羅の場合は、すべてに意味があるんですね。左下と右下に金剛力士(阿吽=あうん)がいるんですが、それも入れたらかっこいいかなと。それぞれの神仏の役割にあった服装も、今風と言うのも変ですけど、僕なりに衣装を描きました」と述べました。
ここで川島氏から「顔や装備が、僕の知っているゲームと似ている気がする」と指摘が入ります。すると天野氏は「剣とかはそうですね。不動明王の剣の持ち方は某ゲームのそれと同じです。分かる人はわかるけど(笑)」とコメント。制作された法華経画にゲーム好きな人や若い世代の関心を引く要素も多く盛り込まれていることが改めて強調されました。
登壇者たちから「色々な人が興味を持つ入り口として仕上がっている」と絶賛されたこの法華経画は、2021年2月16日(火)と17日(水)の両日、日蓮聖人降誕の地である「大本山小湊誕生寺宝物館」(千葉県鴨川市小湊183)で一般公開されることも発表されました。
また、日蓮宗記念事業の一環として、法華経の教えをわかり易く、心に残るように伝えることを目指す、一般参加型のキャンペーン「世界を変えるキャッチコピー大賞」もあわせて開催。17人の人気漫画家・イラストレーターとのコラボ企画で、2月12日から3月1日(月)の10:00まで、特設サイトおよび公式ツイッター(@nichiren800)で実施されています。
(早川清一朗)








