【漫画】雪男を自称する謎の男 付き合い始めてみたものの、突然に別れを告げられて…
足が大きな理由を「雪男の家系だから」と語る不思議な男。靴屋の娘は彼と付き合うようになりますが、ある冬の日にいきなり別れを切り出されて……。イマイマキさんが独特な雰囲気の作品をTwitterで公開中です。
読者が想像を広げて楽しめるような余韻
イマイマキさん(@koguma_kanoko)が、創作マンガ『ユキオくんの靴』をTwitterで再掲載しました。足が大きくて“雪男の家系”を自称する奇妙な“ユキオくん”と、彼と付き合うようになった靴屋の娘の物語。まるで童話のような不思議な趣のある作品です。
近年では一般的に、作中には謎を残さない作品が好まれやすい傾向にありますが、本作はあえて多くを語りすぎないことでの独特な雰囲気が魅力。読者からも「これ好きだな~」「イマイマキさんのマンガで一番好きなお話」など好評です。
作者のイマイマキさんに、お話を聞きました。
ーー『ユキオくんの靴』は再掲載された作品ですが、制作当時にはどのようにお話が生まれましたか?
2019年の暮れか、2020年の初め頃に、のんきな気持ちで描いた気がします。それから世の中がすっかり変わり、当時ののんきな気分は思い出せなくなってしまいました。
ーー登場人物の特徴は、どのように設定しましたか? ユキオくんについては顔立ちや性格も、イマイマキさんの考える“雪男”に寄せたのでしょうか?
雪男は白くてふっくらしているイメージなので、ユキオくんは真逆にしました。
ーー作品に対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。
「春になるのが楽しみですね」というお声をいただいたとき、作品の世界でふたりが続いているような気がしてうれしかったです。
ーーイマイマキさんは、4コマ作品も数多くTwitterで発表しています。今回のようなストーリーマンガと4コマ作品では、やはり制作のポイントは全くの別物なのでしょうか?
ストーリーマンガは多少流れを考えてから描きますが、4コママンガは“思い付きをとりあえず頭から追い出す”ために描くことが多いです。
ーー今後、新たに挑戦してみたいと考えている作品のジャンルなどは何かありますか?
風景、間、言葉、空間をもっと意識したいです。
(マグミクス編集部)