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『アイシールド21』の“弱キャラ”「負けても魅力的」な理由とは

マンガの人気キャラというと強くてかっこいいキャラを想像しがち。しかし弱いキャラでも、読者の共感を集めて愛されることがあります。特に弱キャラが魅力的だと名高いのが、名作アメフトマンガ『アイシールド21』。テクニカルなプレイを見せるキャラがいる一方で、才能を持たないキャラにもスポットライトが当たりやすいようです。

弱くても頑張る姿に共感!

トーナメント2回戦が終了するなかセナは筧と出会う『アイシールド21』13巻(原作:稲垣理一郎、作画:村田雄介/集英社)
トーナメント2回戦が終了するなかセナは筧と出会う『アイシールド21』13巻(原作:稲垣理一郎、作画:村田雄介/集英社)

 アメフトマンガの金字塔『アイシールド21』は、多彩なキャラが登場するのも魅力的。強いキャラはもちろん、あまり実力がないキャラでもファンが多くいます。果たして、弱くても人気が出る理由はどこにあるのでしょうか?

 よく「好き」という声を聞くのが、賊学カメレオンズの主将・葉柱ルイです。審判に暴力を振るうなどヒールポジションのキャラで、一見すると人気が出る要素は見当たりません。

 そんな葉柱が読者の心をつかんだのは、賊学カメレオンズと巨深ポセイドン戦でのエピソード。圧倒的な強さを誇る巨深ポセイドンに賊学カメレオンズは意気消沈しますが、葉柱はただひとり諦めずに檄を飛ばします。それでも最終的には賊学カメレオンズの惨敗という結果に……。

 試合後葉柱は、自分と似たやり方でチームをまとめている蛭魔妖一に遭遇。やる気のあるメンバーに恵まれた蛭魔と己のチームを比べ、涙を流しながら「テメェと俺となにが違うってんだよォオ!!」と訴えるのでした。

 普段は悪ぶりつつも、アメフトへの情熱は本物だった葉柱の姿にはグッとくるものがあります。人生で何かしら挫折経験がある人には特に刺さりそうです。

 また主人公と同じ泥門デビルバッツに所属する雪光学も、人気な弱キャラのひとりです。もともとスポーツと無縁の生活をしてきた雪光は、入部してからもしばらくはベンチ要員。しかし初出場した神龍寺ナーガ戦では、執念でタッチダウンを奪うことに成功します。才能がなくても努力を怠らなかった雪光の活躍に、感動した人は多いはず。

 ほかにも「好き」という声をよく聞くのが、巨深ポセイドンの小判鮫オサムです。小判鮫も仲間に比べて能力はイマイチですが、後輩から慕われる人柄の持ち主。泥門デビルバッツに負けた時、後輩たちを責めずに「今までで一番楽しかった……」と言い切る姿はかっこいいのひと言に尽きます。

(マグミクス編集部)

【画像】共感してしまうシーンが満載の『アイシールド21』

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