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『新テニスの王子様』オマージュネタの数々 「ジャペェェェン!」にお腹痛い

ネット上では、『新テニスの王子様』340話に登場した“新技”が大きな話題に。明らかに郷ひろみさんの名曲を意識した技名に対し、読者たちは注目せずにはいられなかったようです。しかも今回だけに限らず、同作には他にも面白いオマージュがたくさん存在するようです。

大人気マンガ『DEATH NOTE』ネタも?

(画像:写真AC)
(画像:写真AC)

 1999年より「週刊少年ジャンプ」にて連載が始まり、今や累計発行部数6000万部を突破している大人気コミックス『テニスの王子様』。現在は「ジャンプSQ.」で『新テニスの王子様』を連載中で、2021年9月3日には新作劇場版アニメーション『リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』が公開されました。連載22年の今なおファンから愛され続ける同作ですが、時に本編では読者をクスッとさせるオマージュネタが存在します。

 たとえば最近でいうと、『新テニスの王子様』340話に登場した“新技”が大きな話題になりました。同話では今大会において世界最強の男、ドイツ代表のユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク(以下:ボルク)と日本代表・平等院鳳凰による試合が始まり、平等院が挨拶代わりに“ある技”をお見舞いします。その名も“エキゾチック オブ JAPAN”――。

 しかもセリフ上の読み方はエキゾチックオブジャパンではなく、「エキゾチックオブジャペェェェン!!」明らかに郷ひろみさんの名曲『2億4千万の瞳~エキゾチック・ジャパン~』を意識したであろう技名に、読者から大爆笑が起きたことは言うまでもありません。

 曲名のオマージュつながりでいえば、第279話「矜持の光」でも面白い小ネタが登場したことがあります。作中では鬼十次郎とQ・P(キューピー)の試合が展開されていき、その際に鬼が“矜持の光(シュトルツシュトラール)”を発動します。矜持の光にはいくつかの精神派生が存在し、試合を見ていたボルクが3つの精神派生について語り始めるのですが……。ひとつは「愛しさの輝き」、ふたつ目は「切なさの輝き」。そしてもうひとつは「心強さの輝き」と、篠原涼子さんの大ヒット曲『恋しさと せつなさと 心強さと』を思わせるような精神派生でした。

 またオマージュネタは曲だけに留まらず、第281話「大和魂」ではドイツ代表のQ・Pが「ボクはテニスの神になる」と発言。大人気マンガ『DEATH NOTE』の主人公・夜神月の名セリフ 「僕は新世界の神となる」を彷彿とさせ、読者の間で大きな話題になりました。

(マグミクス編集部)