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『ドラゴンボール』初の悪役「レッドリボン軍」 連載当時は適切な言葉がなかったが?

悟空を上回る戦闘力の持ち主「人造人間」

 レッドリボン軍が残した遺産でもっとも大きな脅威だったのが「人造人間」です。その力は、その時点での悟空の戦闘力をしのぐほどでした。

 最初に登場した人造人間8号ことハッチャンは優しい性格でしたが、本気で戦えば悟空に勝てたかもしれないと思わせる描写があります。人造人間19号も、悟空が心臓病を発症したとはいえ、トドメを刺す寸前まで追い詰めていました。

 その後に登場した人造人間17号と18号、人造人間16号、セルなど、すべて出現当時の悟空をはるかに上回る戦闘力を持っています。このことからもそれらを製作したゲロの科学力の高さがうかがい知れるでしょう。もっとも、ドラゴンレーダーの小型化ができなかったところを見ると、研究のすべてを兵器開発の方向だけに傾けていたと考えられます。そう考えると、総合的な技術力はブルマやピラフと同程度だったのかもしれません。

 ちなみに、この人造人間は原作マンガ以外にも何人か登場しています。原作の扉で存在だけは語られていた人造人間13号、14号、15号は、劇場版『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』で登場しました。13号が14号、15号のコンピュータチップと動力炉を吸収することで「合体13号」となります。

 原作の続編である『ドラゴンボールGT』では、ゲロがドクター・ミューと協力して「ヘルファイター17号」という17号そっくりの人造人間を開発、ふたりの17号が合体した超17号というキャラになりました。余談ですが、ここでもゲロは17号に殺されています。

 ゲームではとにかく数が多く、レッドが改造された人造人間9号や、ナメック星人ベースの人造人間76号など、人造人間〇〇号というキャラは大量にいました。そのなかでも『ドラゴンボール ファイターズ』に登場した人造人間21号は、鳥山先生がデザイン監修を行い、比較的、ほかのゲームにも登場する機会が多いキャラです。

 今回の劇場版に登場する新キャラのガンマ1号、ガンマ2号はいまだに詳細は明かされていません。しかし、レッドリボン軍のエンブレムが付いているところを見ると、その関係者であることは間違いありません。

 名前に「号」が付いてることから新型の人造人間では? ……そう、考察するファンも多くいるそうです。一体、何者なのか? 今後の劇場版の情報開示を待ちたいと思います。

(加々美利治)

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