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一時代を築いた名作マンガの続編たち。今の方が「長期連載」になるケースも?

原作者から次世代へのバトンタッチも

 続編は何も他誌に移ってから始めなければいけないというわけではありません。『キャプテン翼』は連載終了から5年後の1993年に「キャプテン翼 ワールドユース特別編 最強の敵!オランダユース」がコミックス1巻分「ジャンプ」で短期集中連載され、1994年に続編「キャプテン翼 ワールドユース編」連載開始しました。これは1993年からJリーグが開幕し、国内のサッカー人気が高まったことが要因でしょう。もちろん、もともと『キャプテン翼』人気が国内のサッカー人気を後押ししたことは言うまでもありません。

「2002 FIFAワールドカップ」開催時には、合わせて掲載誌を「週刊ヤングジャンプ」に移して『キャプテン翼 ROAD TO 2002』が連載開始されます。その後も『キャプテン翼 GOLDEN-23』『キャプテン翼 海外激闘編』と続き、現在は「グランドジャンプ」で始まった『キャプテン翼 ライジングサン』が「キャプテン翼マガジン」に移籍し連載されています。

 続編の多さだけでなく、4度もTVアニメ化されていることからも、世代を超えて認知された人気作品と言えるでしょう。

 何度もアニメ化されたマンガと言えば、『聖闘士星矢』も車田正美先生以外のさまざまな作者が執筆したマンガがTVアニメ化されているほか、そのアニメの続編も制作されるなど、長期に渡って作品が展開されています。そのなかで、車田先生による正当な続編と言うべき作品が、2006年から「週刊少年チャンピオン」で不定期連載されている『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』です。しかし現在、同作は長期中断されています。

 ここまでご紹介した作品たちとは毛色が違いますが、筆者おススメの作品がもうひとつ。それは『プレイボール』の続編として「グランドジャンプ」で連載中の『キャプテン2』です。

 もともと「月刊少年ジャンプ」(連載開始当時は別冊少年ジャンプ)で連載していた『キャプテン』の最初の主人公である、谷口タカオの高校生時代を描いたスピンオフマンガが『プレイボール』でした。しかし、作者のちばあきお先生の体調不良のため、両作品とも区切りの良いところで連載終了。この時、ちば先生は先の展開を構想しており、連載再開は視野にあったそうです。ただ、その後ちば先生は鬼籍に入られ、続編は幻となってしまいました。

 しかし、『プレイボール』のリバイバル企画が持ち上がり、同作のファンであるコージィ城倉先生が当時のタッチを再現して、前作の最終回からつながる形で2017年から『プレイボール2』の連載が「グランドジャンプ」でスタートします。

 その後、2019年からは「グランドジャンプむちゃ」で『キャプテン2』が連載を開始。谷口が卒業して墨谷高校の監督となり、墨谷二中から近藤たちが合流という形で『キャプテン』と『プレイボール』の物語を合流させるという手並みは見事の一語に尽きます。

 以上、アニメ化までされた超人気マンガたちの続編について解説しました。個人的には長期連載よりも、一度区切りをつけてからの復活連載の方が好みの展開が多いです。みなさんには復活して続編が見たいと思う作品はありますか?

(加々美利治)

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