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『遊郭編』妓夫太郎役の声優・逢坂良太キャラ3選「予想外!」「演技が深すぎ」

放送中の話題作『鬼滅の刃 遊郭編』に登場する十二鬼月のうちのひとり・妓夫太郎。そのキャストが逢坂良太さんであると分かり、話題になっています。妓夫太郎は嫉妬深く残忍な性格ですが、逢坂さんは過去に数々の主人公を演じており、その演じ分けには驚きの声も多数。この記事では、逢坂さんが過去に演じた人気キャラを3人ご紹介します。

「振り幅がすごい!」同一人物とは思えない過去の担当キャラたち

TVアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』第2弾キービジュアル (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
TVアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』第2弾キービジュアル (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 2022年1月16日(日)に放送された、『鬼滅の刃 遊郭編』第7話。この回では、堕姫の兄であり「上弦の陸」である妓夫太郎が初登場しました。担当声優は、過去に数々の主人公を演じてきた逢坂良太(おおさか・りょうた)さん。その配役と演技のギャップが、ネット上で話題となりました。この記事では、妓夫太郎役の逢坂さんが過去に演じた人気キャラを、3人ご紹介します。SNSでも「マジうまいな……」「こんなに号泣したアニメはない」と評判です。

●『はたらく魔王さま!』真奥貞夫(魔王サタン)役

『はたらく魔王さま!』 (C) 和ヶ原聡司/アスキー・メディアワークス/HM Project
『はたらく魔王さま!』 (C) 和ヶ原聡司/アスキー・メディアワークス/HM Project

『はたらく魔王さま!』は、同名ライトノベル(著:和ヶ原聡司、イラスト:029/KADOKAWA)を原作としたアニメです。人間世界を侵攻しようとした魔王が勇者に敗れて現代日本に降り立ち、人間としてアルバイトを始める本作。逢坂さん演じる真奥貞夫(まおう・さだお)は、その名の通り異世界の魔王・サタンですが、日本征服のためになぜかアルバイトをしています。

【本作のあらすじ】
 魔王・サタンが君臨していた異世界大陸、エンテ・イスラ。サタンは4人の悪魔大元帥を従え、闇の生き物たちの世界を作り出すべく、人間世界に侵攻しようとしていました。しかし、魔王の前に聖剣を持った勇者が立ちはだかり、魔王と悪魔大元帥・アルシエル(CV:小野友樹)は一時撤退。異世界ゲートへ飛び込んだふたりでしたが、たどり着いた先は現代日本の笹塚でした。ふたりはそこで警察官に声をかけられーー?

 逢坂さん演じる真奥は、ファストフード店でいきいきとアルバイトをする、なんとも人間臭い魔王です。築60年、六畳一間のアパートでアルシエルと貧乏暮らしをする真奥は、一般的な男子大学生に見えるほど日本になじんでいます。そんな真奥を、逢坂さんは元気かつ等身大で演じています。元いた大陸、エンテ・イスラの言葉を話したかと思えば、バイト先で地区売り上げ1位を目指して四苦八苦。魔王の威厳と熱血アルバイターの勢いを、コミカルに表現しています。そんな本作は、2022年7月から第2期の放送開始が決定。夏までに復習しておきたい作品でもあります。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「U-NEXT」などで見ることができます。

●『シドニアの騎士』谷風長道役

映画『シドニアの騎士 あいつむぐほし』 (C)弐瓶勉・講談社/東亜重工重力祭運営局
映画『シドニアの騎士 あいつむぐほし』 (C)弐瓶勉・講談社/東亜重工重力祭運営局

『シドニアの騎士』は、同名マンガ(作:弐瓶勉/講談社)を原作としたアニメです。宇宙船「シドニア」で暮らす人類が、かつて太陽系を破壊した異生物・奇居子(ガウナ)に襲撃され、生き残りをかけて戦う本作。逢坂さん演じる谷風長道(たにかぜ・ながて)は、ガウナと戦う巨大装甲・衛人(モリト)の操縦士訓練生で、次々と重要な役目を与えられます。

【本作のあらすじ】
 太陽系がガウナに破壊され、生き残った人類が宇宙船「シドニア」で暮らすようになってから約1000年。シドニアの最下層で育てられた少年・長道は、育ててくれた祖父の死がきっかけで地上へと出ます。地下での食料が尽き、米を盗もうとして捕まった長道ですが、なぜか保護されることに。連れていかれた先には、第28代シドニア艦長・小林(CV:大原さやか)がおり、「お前に衛人操縦士になってほしい」と告げてきてーー?

 逢坂さん演じる長道は、世間知らずで口数の少ない青年です。しかしとある事情から衛人操縦士の訓練生となり、かつての英雄が乗っていたという「継衛(つぐもり)」を与えられ、シドニアの運命に巻き込まれていきます。そんな長道を、逢坂さんは少ないセリフのなかで素朴に演じています。普段の長道は口下手で鈍感なこともあり、あまり口数は多くありません。しかし、戦場ではシドニアのエースとして積極的に戦い、叫び声を上げることも。逢坂さんの勇ましい演技が堪能できるキャラクターと言えるでしょう。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

●『ローゼンメイデン(2013年版)』桜田ジュン役

『ローゼンメイデン』 (C) PEACH-PIT・集英社/ローゼンメイデン製作委員会
『ローゼンメイデン』 (C) PEACH-PIT・集英社/ローゼンメイデン製作委員会

『ローゼンメイデン(2013年版)』は、同名マンガ(作:PEACH-PIT/集英社)を原作としたアニメです。さえない毎日を過ごす大学生・桜田ジュン(さくらだ・じゅん)が、幻のアンティークドール・ローゼンメイデンたちとの出会いを通して、交わるはずのないもうひとつの世界とつながりを持つようになります。逢坂さん演じるジュンは本作の主人公で、大学にもアルバイト先の書店にも、居場所を見つけられずにいます。

【本作のあらすじ】
 中学生の頃のジュンは、学校に行っていないひきこもりでした。そんなジュンのもとに、「まきますか まきませんか」と書かれた不思議なダイレクトメールが届きます。そして、その選択肢により、世界は枝分かれしたのです。「まかないこと」を選択したジュンは、アンティークドールの真紅(しんく/CV:沢城みゆき)と出会うことなく、そのまま大学生に。しかし、とある理由からふたつの世界はつながり、「まくこと」を選択した世界の真紅が、大学生のジュンの前に現れてーー?

 逢坂さん演じるジュンは、暗い性格で他人とも関わろうとしない大学生です。仕事はできるものの孤独感を強く感じており、「馬鹿ばっかり」と他人を見下す傾向があります。そんなジュンを、逢坂さんはうつうつとした声で演じています。ひきこもりを克服したものの、自分や社会に希望を持てないジュン。しかし真紅との出会いを通し、ジュンの声は彼の内面とともに、少しずつ明るく、力強く変わっていきます。本作の逢坂さん・沢城さんコンビが、『鬼滅の刃 遊郭編』で妓夫太郎と堕姫の声を担当していることも注目点です。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

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 不気味でおどろおどろしい逢坂さんの妓夫太郎は、過去に演じた人気キャラたちとは全く方向性が異なります。しかし逢坂さんはそんな妓夫太郎を見事に好演。敵キャラでありながら、SNSでも「かっこいい」と評判が集まりました。同じ「兄妹」という点で、竈門兄妹との対比も注目されている妓夫太郎。今後の活躍にも期待しつつ、逢坂さんの過去の演技もぜひ聴き比べてみてください。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

【画像】妓夫太郎と同じ声優!? 逢坂良太の爽やかキャラ(7枚)

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