登場キャラがクズすぎるマンガ4選 同じ人間だとは思えない
モラルがないキャラばかり登場するマンガを4作品ご紹介します。もやもや感が残る作品ですが、また読み返したくなる不思議な中毒性があります。
同じ人間とは思えない!
読んでいて「最低な奴だな。」と感じるキャラは、たいてい最後に天罰が下ります。しかし最低な奴なのに、のうのうと生きながらえているキャラも多いようです。法には頼れないほどのクズ人間が登場する、不思議な中毒性がたまらないマンガを4つ紹介します。凄惨なシーンも多いため、苦手な人は注意が必要です。
●家族の仇は僕がとる『十字架のろくにん』

漆間俊は「実験体A」と呼ばれ、同級生にいじめられていました。弟の翔(かける)にいじめられていることを知られた日、両親にもそのことを打ち明け、転校することになります。しかし数日後、俊をいじめていた奴らが家族を殺してしまいます。生きる気力がなくなった俊でしたが、そのとき祖父のことを思い出します……。
登場するキャラは、かつての友を裏切ったキャラや、人に認められるためならどんなことでもやるキャラなど、モラルがない人ばかりです。ひとりずつ拷問にかけ、殺していくシーンがとても残虐です。それに加え、拷問中の俊の無表情さが、ますます恐怖心をあおります。
●その人にふさわしい、絶望と苦痛を…『上級国民スレイヤー』

法のさらに上に位置している人間を「上級国民」と呼びます。医者の白森と捜査一課の刑事・赤城のふたりは過去のある事件をきっかけに、法で裁けない「上級国民」たちに天罰を下す「実験」を開始します。
自身が「上級国民」だからと言ってやりたい放題していたクズ人間たちが、ふたりに捕まったあと、白森にこれから行われる「実験」の内容を聞かされて震えあがっているシーンは何度読んでも後味が悪いです。
●人生でひとりだけ殺せる権利をもらえたら、あなたは誰を殺したい?『汝、隣人を×せよ。』

殺人が合法化された未来の日本。凶悪、多様化した犯罪から弱者を守るため、「一生一殺法」(いっしょういっさっぽう)が制定されました。それは、一生にひとりだけ殺人が許可される権利です。殺益申請が受理されれば殺益執行委員が対象者の執行に向かうのですが……。
人生を狂わされた人間たちの、執念に鳥肌が止まらなくなる作品です。短話で読み進めることができるので、ついつい読み進めたくなってしまいます。