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「名無し」なのに人気! マンガの強烈モブキャラ3選 「誰なの 怖いよおッ!」

「最強生物」を仕留めた、伝説のモブメガネハンター

範馬勇次郎が正体不明のメガネおじさんハンターの一撃を食らう、『グラップラー刃牙』32巻(秋田書店)
範馬勇次郎が正体不明のメガネおじさんハンターの一撃を食らう、『グラップラー刃牙』32巻(秋田書店)

●『グラップラー刃牙』範馬勇次郎に麻酔銃を撃ちこんだ、メガネおじさん狩人

 人気格闘マンガシリーズの第1部『グラップラー刃牙』の「最大トーナメント編」にて、「地上最強生物」範馬勇次郎は、試合中に戦いをやめさせるように乞うた天内悠に「制裁」を加え、その後、トーナメント参加者たちを相手取って理不尽に大暴れします。

 そして、いよいよ収拾がつかなくなってきたその時、「ドンッ」の音とともに勇次郎は地面に転がる事態に。なんと、あの勇次郎が一発の麻酔銃を食らわされたのです。勇次郎が暴れ出すことを想定していた徳川と刃牙は、あらかじめ腕利きの狩人たちを会場に潜ませていました。そして、勇次郎は捕獲網に捕らえられ、麻酔銃を何発も浴びせられ、ついには昏睡して頑丈な金庫に閉じ込められることとなります。

 ファンの間では、この「範馬勇次郎捕獲」の際に最初の狙撃を決めた男が、よく話題になっています。見開き1ページ、その後も大ゴマで描かれていたのは、猟銃を構えイヤーマフをした中年男性。いかにもな「地味メガネ」なモブキャラで、この時限りの登場ですが、まがりなりにもあの「オーガ」に土をつけた男として有名です。

 勇次郎は過去に銃器を持った相手でも関係なく圧倒していたので、不意打ちとはいえこの狙撃は「大金星」と言えるでしょう。彼があの捕獲チームのリーダーだったのでしょうか。

●『ゴールデンカムイ』二階堂浩平の病室に現れた謎のおじさん

 明治の北海道を舞台にアイヌの金塊を巡って戦いが繰り広げられる人気マンガ『ゴールデンカムイ』は、シリアス展開とギャグ描写のギャップが凄い作品でもあります。今回紹介するのは、歴戦の帝国陸軍・第七師団に所属する二階堂浩平が、土方歳三に足を斬られ入院していた際の一幕。

 治療中にモルヒネ中毒になりかけていた二階堂を気遣い、鶴見中尉は小樽を訪れていた天才銃器開発者・有坂中将に会わせてあげようとするのですが……。鶴見中尉が「どうぞお入りください」と言って現れたのは、腕にギプスをし、首にコルセットを巻いた謎のおじさんでした。広いおでこに、つぶらな瞳とおそらく口紅をしている口元も印象的なこのおじさんは、何もしゃべらずその場に立っているだけ。

 作中屈指の変人・二階堂も、「誰?ねえ……!!誰なの?怖いよおッ!!」とひたすら怯えます。冷静な鶴見中尉も「誰だお前!!」と困惑し、おじさんは無表情のまますごすご去っていきました。

 その後現れた有坂中将は、二階堂に散弾が撃てる特性の義足をプレゼント。最後は大ゴマの奇妙なタッチで「素敵な足をもらえてよかったネ 二階堂!!」と喜ぶ面々が描かれるのですが、なぜか謎のおじさんも片隅に顔を出していました。

『ゴールデンカムイ』作中でも、かなりどうかしているシュール回でしたが、いったいこのおじさんは何者だったのでしょうか。ちなみに、公式ファンブックには作者・野田サトルさんのデビュー作『恭子さんの凶という今日』が掲載されており、なんとそこにもあのおじさんが登場していました。

 看護師の恭子さんが病気の少年をプロ野球選手に合わせてあげようとしたら、なぜかおじさん登場、子供が「誰!?」「怖い」とおびえるところも同じです。ちなみにこの時は、唇は普通で、腕にギプスもしていませんでした。

 ファンブックには「野田先生の原点から『あの男』の正体に迫る!!」と書かれていましたが、結局彼の素性は謎のままです。ただ、野田先生の思い入れがあるキャラなのは、間違いないでしょう。ファンの間でも「誰なのおじさん」として親しまれています。

(マグミクス編集部)

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