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自称「マンガ好き」の美容師のひと言に困惑「デスノートが好きなのに!?」

ご自身でマンガを描くほか、原作者として「少年マガジンエッジ」での連載も手掛けていたインド僧さん。「マンガが好き」と語る美容師との会話で「認識の違い」に驚かされたエピソードをTwitterで公開し、注目を集めています。

当時マンガの原作を手掛けていた作者が驚いたエピソード

「『DEATH NOTE』が好き」と語る美容師との会話(インド僧さん提供)
「『DEATH NOTE』が好き」と語る美容師との会話(インド僧さん提供)

 講談社の「少年マガジンエッジ」で、『オーク編集と女騎士マンガ家さん』(著:佐藤貴文さん)の原作も担当していた漫画家のインド僧さん(@indozou)。ある日の美容院での出来事をマンガに描き、Twitterで公開しました。

 好きな作品に『DEATH NOTE』(集英社)を挙げた美容師。大場つぐみさんの原作・小畑健さんの作画によるマンガですが、その美容師との会話では、インド僧さんが驚いた「一般人とオタクの認識の違い」があったようです。読者からは2000以上の「いいね」が集まり、「知らん人からしたらマンガ=基本ひとりで作ってるって認識なんだろうな」などのコメントが寄せられています。

 作者のインド僧さんに、お話を聞きました。

ーーインド僧さんのデビューのきっかけを教えて下さい。

「COMITIA」の出張編集部に原稿を持ち込んでデビューしました。

ーー近年ではマンガの原作という分野について、以前より一般的な認知度も高まってきたように感じますが、まずはあらためて、マンガの原作者のお仕事の内容について詳しくお聞かせ下さい。

 原作の書き方は人によってさまざまですが、私はネーム(マンガのコマ割りや、キャラクターの配置や表情を簡単な絵で描き込んだもの)を作画の方に渡してペン入れ(清書)してもらいます。原作者によっては絵が描けないので文章で渡す方もいるようです。

 出版社が用意した作画者に描いてもらう場合は、直接作画者に送らずに編集者を通すケースが多いようですね。これは原作と作画がけんかするなどのトラブルを避ける狙いがあると思います。ただ、持ち込み前からタッグを組んでいる場合は直接作画者とやり取りすることが多いようです。

ーー原作のみを担当している時と、全てご自身でマンガを制作している時では、何か視点も違ったりするものでしょうか?

 自分より絵がうまい方に描いてもらうので、自分では難しい構図やキャラクターの多い場面を入れることができるのが作画のみのいいところですね。ただ、「鎧で武装した騎士団とモンスターの大群との戦闘を見開きで」みたいな作画カロリーの高い依頼をすると申し訳ない気持ちになります。

 あと、作画の方も万能ではないし時間も限られているので、「無理なようならここは○○の手法で簡略化してください」とか、そういう代替案を枠外に書いておいたりします。

反響が大きかった『新宿駅前の巨大猫マンガ。』(インド僧さん提供)
反響が大きかった『新宿駅前の巨大猫マンガ。』(インド僧さん提供)

ーー今回の作品に対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。

 意見はけっこうさまざまでしたね。「うちの父親もこんな感じ」と同意する声や、『DEATH NOTE』好きと思われる方からは「こいつに『DEATH NOTE』を好きと言える資格はない」とか、「常識が欠如してるだけ」などの厳しめの意見も。

 反対方向に厳しい意見としては、「原作者なんて必要ない仕事だからなぁ」なんてコメントしてる人もいましたね。

ーー今回のマンガのほかに、ご自身がお気に入りの作品や、これまでに反響が大きかった作品があれば、ぜひいくつかご紹介をお願いいたします。

 普段描いているオリジナルマンガ『家具少女』シリーズのほか、『新宿駅前の巨大猫マンガ。』にも反響が大きかったです。日記マンガでは、『コミケの出来事マンガ。』や『友人の名言マンガ。』などがあります。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 現在好評をいただいてる『家具少女』シリーズの続きや、今回のような日記マンガも描き続けていきたいですね。そのほかに、完全新作もいろいろと描いていきたいです。

(マグミクス編集部)

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