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人気作を生んだジャンプ漫画家の過去の打ち切りマンガ4選 ヒット作のルーツがある?

大ヒット作となったラブコメマンガと打ち切り作の共通点は?

●物語を盛り上げる恋愛要素!古味直志先生の『ダブルアーツ』

 ジャンプのラブコメ作品を代表する作品のひとつ、『ニセコイ』の作者・古味直志先生の初連載作品、『ダブルアーツ』は多くの謎を残したまま全3巻で打ち切りを迎えています。

 古味先生が小学生の頃から構想を温めていたとされる『ダブルアーツ』は、未知の奇病「トロイ」が蔓延する世界で患者の治療を続ける少女・エルーと、トロイの耐性を持つ少年・キリの物語です。自らもトロイに感染しているエルーは、トロイの発作を食い止めるために「キリとどんな状況であっても手をつないでいなければならない」ことになってしまいます。

『ダブルアーツ』は世界を救うためにエルーとキリが冒険するファンタジー作品ではありますが、ふたりの間で生まれる恋愛要素はその後のヒット作となった『ニセコイ』と共通しています。

「手をつないでないければならない」という設定から、作中では入浴時のドタバタが描かれていたり、手をつないだまま戦う際に目があって赤面するといった恋愛要素が盛り込まれています。恋愛要素とバトル展開も加えたファンタジー要素が堪能できた『ダブルアーツ』は、今なお打ち切りを惜しむファンが少なくありません。

●日常に溶け込むSF要素!葦原大介先生『賢い犬リリエンタール』

 2013年より連載が開始、アニメも大人気のSFアクション作品である『ワールドトリガー』の作者、葦原大介先生。初連載作品は小型犬でありながらも、二足歩行で言葉を話す犬・リリエンタールと家族の日常を描いた『賢い犬リリエンタール』です。

 リリエンタールは、周囲の人の心に反応して不思議なことを起こす特別な力を持っていました。そしてリリエンタールを「弟」として迎え入れた日野家では、リリエンタールの力によって様々な騒動が巻き起こります。

『ワールドトリガー』は異次元からやってくる敵との戦いを描きながらも、現代の日本を舞台にしているため、登場人物たちは学校に通っていたりと、日常と非日常が地続きとなっていることがうかがえます。『賢い犬リリエンタール』もリリエンタールを交えた日野家での日常がメインであり、SF要素と日常が強い結びつきで描かれている点で共通しています。

 また、『賢い犬リリエンタール』の舞台である蓮乃部(はすのべ)が『ワールドトリガー』では三門市の隣町だったり、『ワールドトリガー』の人気キャラクター・宇佐美栞の妹と思われるキャラクターが『賢い犬リリエンタール』に登場していたりと、2作品の世界観がつながっているのもファンの間では大きな話題を集めています。

(田中泉)

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