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【ZガンダムのMS】ジオンの技術も受け継ぐ「リック・ディアス」高性能ゆえに激戦も多く…

「アムロとシャアがともに使用した機体」でもある

エゥーゴのアポリーやロベルトが搭乗した機体カラーを再現した、「HG 1/144 リック・ディアス」(BANDAI SPIRITS)
エゥーゴのアポリーやロベルトが搭乗した機体カラーを再現した、「HG 1/144 リック・ディアス」(BANDAI SPIRITS)

 リック・ディアスが作中に初めて登場したのは、第1話「黒いガンダム」となります。赤いリック・ディアスにはシャアことクワトロ・バジーナが、2機の黒いリック・ディアスには部下のアポリー中尉とロベルト中尉が搭乗し、サイド7の居住用コロニー「グリーンノア1」へ偵察のために出向き、ガンダムMK-IIの開発情報をキャッチ。民間人の少年カミーユ・ビダンの協力を得て奪取作戦を展開したことにより、エゥーゴとティターンズの本格的な抗争が始まりました。

 なお、ガンダムMK-IIをめぐる一連の流れのなかで、カミーユの父親でありガンダムMK-IIの開発主査であるフランクリン・ビダンはリック・ディアスに並々ならぬ興味を抱き、クワトロ機を奪い持ち帰ろうとしますが、流れ弾を受けて死亡しています。

 フランクリンがガンダムMK-IIに対する興味を失っている発言もあり、「主人公機よりも量産機の方が重要視されている」展開が示されたことは、モビルスーツが進化を続ける兵器であることを物語っており、その後、続々と新型の高性能モビルスーツが登場することを意味していたのかもしれません。

 当初は赤と黒の配色が行われていたリック・ディアスでしたが、クワトロの活躍が評判となったことで、ほどなく全機赤色に統一されました。量産機ではありますが、ネモやハイザック、マラサイといった他の機体とは明らかに扱いが異なり、パイロットはほぼ例外なくベテランやエースが配置されています。

 特に、本機はシャア・アズナブルとアムロ・レイの両者が使用した機体であることも忘れてはなりません。アムロは地上に降下したアポリー機を引き継ぐ形で搭乗し、強化人間であるロザミア・バダムのギャプランを退け、ブラン・ブルタークのアッシマーを撃墜する戦果をあげて復活を遂げますが、リック・ディアスがアムロの能力についていける機体であったことも大きな要因といえるでしょう。

 後にアムロ機は陸戦用モビルスーツである「MSK-008ディジェ」へと改装され、新たな機種の礎(いしずえ)となったことも特筆すべきでしょう。

 高性能量産機として活躍したリック・ディアスは、その能力ゆえに強敵との戦いで失われることが多い機体でした。特にブランのアッシマーに撃墜されたロベルト機とジェリド・メサのバイアランに撃墜されたアポリー機(2代目)がパイロットともども散華したシーンは、作中でも非常に強い印象を残しています。

(早川清一朗)

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