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『ゴールデンカムイ』の変態だけどどこか可愛いキャラ6選 軍人も犯罪者もクセ強すぎ

最終回が近づくなか22年4月7日から全話無料配信も始まり、盛り上がりを見せる人気マンガ『ゴールデンカムイ』。同作には、刺青囚から軍人までとんでもない「変態」たちが登場します。しかし、彼らはどこかユーモラスでかわいくもあります。今回は特に記憶に残るかわいい変態たちを振り返ります。

鶴見中尉が好きすぎてラクガキを刺青に

第七師団屈指の変態・宇佐美時重が表紙の『ゴールデンカムイ』23巻(集英社)
第七師団屈指の変態・宇佐美時重が表紙の『ゴールデンカムイ』23巻(集英社)

 明治時代の北海道を舞台に、隠されたアイヌの金塊を巡るバトルを描いた人気マンガ『ゴールデンカムイ』(著:野田サトル)が、「週刊ヤングジャンプ」2022年4月28日発売号にて最終回を迎えると発表されました。また、7日から28日まで、Webサイト「となりのヤングジャンプ」、アプリ「ヤンジャン!」にて全話無料配信も行われています。

 そんな『ゴールデンカムイ』の人気の要因のひとつには、クセが強すぎて記憶に残るさまざまな「変態」たちの存在があります。今回は、軍人から犯罪者まで、とんでもない行動を取りながらも、なんだかかわいらしさもあった6人を紹介します。

●刺青の囚人のひとりで、殺されたがりの殺人鬼・辺見和雄

 アイヌの金塊の隠し場所を示す地図の刺青が彫られた、網走刑務所の24人の囚人のひとり・辺見和雄。礼儀正しく柔和な見た目をした彼は、全国で100人以上を殺害したと言われている殺人鬼で、その動機は常軌を逸しています。幼少期にイノシシに食い殺された弟の目が光を徐々に失っていく光景を思い出すと殺人衝動が湧いてしまう……という辺見は、自分も弟のように誰かに殺されたいと願っていました。

 そして、辺見は主人公の「不死身の杉元」と出会い、杉元の「人殺しのニオイ」と優しさに惚れこんで、「この人に殺されたい」と願うようになるのです。自分が目当ての刺青囚人だとバラそうか迷ったり、粕玉を包丁で切る杉元を見て自分の首が切られるのを想像してたかぶってしまったりする場面は、ド変態ながらも目がキラキラしていてかわいく思えてしまいます。

 杉元が追手を瞬時に殺すのを見て、「あ……きれい」とうっとりするシーンは、ヒロイン感すらありました。最終的に自身の想像をはるかに上回る、すごい死に方をする場面も大きな見どころです。

●有能すぎる変態・帝国陸軍第七師団の宇佐美時重上等兵

日露戦争の激戦をくぐり抜けた猛者集団、帝国陸軍第七師団の上等兵・宇佐美時重も相当な変態です。新潟生まれで第七師団を率いる鶴見中尉とは同郷の彼は、子供の頃から鶴見に心酔しています。幼少期のエピソードも強烈です。

 例えば、鶴見が罰として宇佐美のトレードマークの頬のほくろにラクガキをして棒人間の形にすると、なんと彼はそのラクガキを刺青にしてしまうのでした。しかしただの忠犬キャラではなく、鶴見の人心掌握のための策には気づいており、その上で惚れ込んでいる点もどうかしています。その曇りのない瞳が不気味ながらも、純真さもたたえている「怖かわいい」キャラです。

 武力、知力に優れながら変態な宇佐美の最大の見せ場は、札幌で起きた「連続娼婦殺害事件」の捜査です。変態ゆえに変態の気持ちがわかる彼は犯行現場に残された精子を嗅ぎながら冴えた推理を見せ、その後遭遇した犯人と異常すぎるバトルを繰り広げました。

●純真な異常者の剥製職人・江渡貝弥作

 こちらも鶴見中尉にベタ惚れで、彼の計画に協力したのが、表向きは夕張で剥製(はくせい)職人をしている江渡貝弥作(えどがい・やさく)です。ぱっと見はイケメンの好青年ですが、自宅では実の母を含む複数の人間の剥製と暮らしていて、脳内で会話もしている異常者。人間の死体を剥製や手袋などの道具に加工する確かな技術を鶴見に褒められ、自分を受け入れてくれる彼のために「偽の刺青人皮」を作ることになります。

 彼が作った「え? そんなところに顔が? 手足が?」と思ってしまう「人間が原材料の衣服」の「ファッションショー」は、原作でもアニメでも屈指の狂気あふれるエピソードとなりました。江渡貝という名前や住んでいる家、飾られた剥製、母との歪んだ関係性はアメリカを代表する実在の殺人鬼エド・ゲインや、そのゲインを題材にした名作映画『サイコ』がモデルと思われますが、異常さに美青年の純真なかわいらしさも加わっており、唯一無二の強烈な印象を残しています。鶴見中尉の呼び方にちなんで、ファンからも「江渡貝くぅぅん」と呼ばれる愛されキャラです。

【画像】一度見たら忘れない『ゴールデンカムイ』のかわいい変態たちの行動を振り返る(7枚)

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