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為せば成る!もはや理屈じゃない漫画キャラの凄すぎる努力・根性 ジェバンニが一晩で…

3700年間の超正確カウント

主人公・レオが人語を話せるようになる手塚治虫文庫全集『ジャングル大帝』1巻(講談社)
主人公・レオが人語を話せるようになる手塚治虫文庫全集『ジャングル大帝』1巻(講談社)

●『ジャングル大帝』レオ「野生のライオンが独学で人語習得」

 マンガやアニメでは、人語を話す動物キャラがよく出てきます。そのなかには、努力で喋れるようになったキャラもいます。たとえばアニメ『ポケットモンスター』のニャースは、惚れたメスニャース・マドンニャちゃんのために頑張って人語を習得しました。

 そんな後天的に人語を覚えた動物キャラの元祖的存在が、マンガの神様・手塚治虫先生の代表作『ジャングル大帝』の主人公・レオです。同作はアフリカのジャングルを舞台にレオの成長と、人間との関わり、弱肉強食の世界を描いています。

 母親エライザが動物園へ送られる途中の船のなかで生まれ、その後は人間の少年・ケン一にひろわれたことで、人間社会で生活するようになったレオ。人間社会に身を置き揉まれていくなかで、人語を理解するようになります。

 そして、故郷・アフリカに帰ってからは、ケン一と心を通わせたい一心で、独学で人語を習得。口の動きの違いまで乗り越えるとは、すごすぎる努力です。最初は片言の人語でしたが、物語が進むにつれ上手くなり、ほかの動物たちに人語を教えられるほどに上達しています。そして、レオの息子のルネも幼少期から人語を覚えました(それが裏目に出ますが)。

 頭脳が人間並みに発達したとしても、ライオンと人間では口の構造が違い過ぎるので、現実では到底不可能な描写です。これぞ理屈では説明できない、「マンガならではの努力」といえるのではないでしょうか。

●『Dr.STONE』石神千空「3700年間秒数を数え続ける」

 最後に紹介したいのが、「週刊少年」ジャンプにて2022年3月まで連載されていた『Dr.STONE』の主人公・石神千空が見せた脅威の頭脳と精神力です。

 同作は、謎の光によって地球上の全人類が石化したのち、文明が崩壊したはるか未来の世界「ストーンワールド」で、主人公・石神千空と仲間が科学の力を使って再び文明を築いていく物語。物語の序盤、人類が石化して主人公の石神千空が石化解除されるまで、おおよそ3700年の月日が経っていました。

 なんと千空はその間意識を失わないように保ち、ずっと正確に秒数を数え続けるという、常人では考えられない精神力を発揮しています。秒数を数えたのには理由があり、例えば冬に起きた場合、食料が取れずに死んでしまうため、石化が解除された時のことを考えて、季節や経過した年数を把握する必要がありました。いつ石化が解けるかもわからない状況で、未来のことを予測して行動していたのです。

 そして、千空の石化解除までの秒数はなんと、1173億5489万3870秒。数え続けたことは理にかなっているといえばかなっていますが、これをやり遂げられる人が果たして現実にいるでしょうか。この描写だけで千空の精神力と頭脳の凄さが伺えますし、その後のチート級の発明の数々にも説得力が出てきます。

(井上椋太)

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