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人気漫画家がアシスタントをしていた「ジャンプ」作家は? 師弟関係が生んだ究極コラボも

『ONE PIECE』作者の尾田栄一郎先生は、『るろ剣』和月伸宏先生のアシスタント時代がありました。また、『銀魂』の空知英秋先生の下でアシスタントをしていたのは『SKET DANCE』作者の篠原健太先生。後に師弟関係から生まれたコラボマンガを発表しています。この記事では、有名漫画家たちの師弟関係について紹介します。

人気漫画家たちの共通点はアシスタント時代の学び?

(画像:写真AC)
(画像:写真AC)

 人気の漫画家であっても、過去には先輩漫画家のアシスタント経験をしている人が多いようです。その師弟関係を調べてみると意外な漫画家同士のつながりが。今回は、有名漫画家たちの師弟関係について紹介します。

『暗殺教室』でおなじみの松井優征先生は、『ボボボーボ・ボーボボ』の作者である澤井啓夫先生の下でアシスタントをしていました。松井先生は、ギャグマンガの基本や考え方は澤井先生から学んだとインタビューなどで話しています。ネット上では「確かに『ボーボボ』のエッセンスが……」「『ネウロ』に通じるものを感じる」といった声が続出。やはり師匠の影響は絶大なのでしょう。

「人生を変えてくれた」とアシスタント時代を振り返っているのが、『ろくでなしBLUES』の森田まさのり先生。森田先生は『北斗の拳』の作者である原哲夫先生のアシスタント経験があります。今も原先生を師と仰ぐ森田先生ですが、イラストの力強さなどが共通しているように見受けられます。

 師弟関係となるとさまざまな共通点が見えてくるのも面白いところではないでしょうか? 例えば『ONE PIECE(ワンピース)』作者の尾田栄一郎先生は、『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の和月伸宏先生のアシスタントをしていました。

『ワンピース』と『るろ剣』は一見、時代感もストーリーも異なるように感じるでしょう。しかし、どちらの主人公も幼い頃にピンチを救ってもらった共通点があります。さらに『ワンピース』の主人公ルフィの憧れは赤髪のシャンクスで、『るろ剣』の緋村剣心も赤髪。ネット上では「シャンクスのモデルは剣心?」と深読みする声もありました。

 師弟関係が高じてコラボマンガを発表したケースも。『SKET DANCE』作者の篠原健太先生は、『銀魂』の作者である空知英秋先生のアシスタント経験があります。2011年4月に発売された「週刊少年ジャンプ」には、『SKET DANCE』と『銀魂』の世界を双方が行き来するというコラボマンガが実現。この結末こそが、師弟関係の究極の形といえるかもしれません。

(マグミクス編集部)