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作画が「微妙?」でも高評価なアニメ3選 コメント大盛り上がり!

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』や『進撃の巨人』など、作画の美しさに定評のあるアニメは、高評価がつきやすいものです。しかし、作画が微妙なアニメでも、その内容や設定、味のある作画に高評価がつくものも。この記事では、「作画が微妙でも高評価なアニメ」を3作品ご紹介します。

「動いてるのに動いてない」? 作画のイマイチ加減が味になっている作品も

 次に見るアニメを選ぶとき、「作画がきれいなこと」を条件にする方もいるでしょう。しかし、作画がイマイチでも、その内容や設定が評価され、人気を得ている作品があります。この記事では、「作画が微妙でも高評価なアニメ」を3作品ご紹介します。 SNSでも「話が面白いと作画良くなくても楽しめる」「作画崩壊じゃなくて作画豪快」と評判です。

●『DYNAMIC CHORD』(2017年10月~放送)

『DYNAMIC CHORD』 (C)honeybee black
『DYNAMIC CHORD』 (C)honeybee black

 メジャーデビューしたロックバンド、[reve parfait](レーヴパッフェ)。仕事は来るものの、その内容はCM撮影をはじめとしたもので、ライブや音楽番組への出演ではありませんでした。こうした状況から、メンバーの香椎玲音(かしい・れおん/CV:江口拓也)は、バンドの方向性に疑問を抱きます。

 そんな折、憧れのロックバンドKYOHSO(キョーソー)から、玲音は練習への参加を依頼されます。ボーカルの城坂依都(きさか・よりと/CV:森久保祥太郎)が、体調不良だというのです。玲音は練習に参加し刺激をもらいますが、徐々に依都の体調が心配になりーー?

『DYNAMIC CHORD』は、同名乙女ゲーム(発売元:アリスマティック)を原作としたアニメです。本作は原作と違い、男女の恋愛要素は特にありません。音楽事務所兼レコード制作会社の「DYNAMIC CHORD」に所属する4つのバンドについて、それぞれ焦点を当てたエピソードが描かれています。

 鳥海浩輔さん、寺島拓篤さん、柿原徹也さんなど、4バンド計16人のキャラに、豪華声優陣を起用した本作。そこに予算が割かれたためか、序盤は特にひんぱんにセリフのない歌パートが入り、登場人物の説明もなく、演奏シーンにはかなりの使い回しが見られました。

 また、カフェの敷地が歩道にせり出していたり、日本にはない形のY字路があったりと、つっこみどころ満載の構図も連発。「ダイナミック作画」という言葉が生まれたほどです。なお、ドヤ顔でカクカク動く「ドヤム」、少々しつこめの効果音「追いピアノ」など、本作ならではの用語も誕生しました。

 一風変わった作画がむしろ味になり、愛されている本作。初見の方には、「ダイナミックポイント」を見逃さずに楽しんでいただきたい作品です。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

●『地獄少女』(2005年10月~放送)

『地獄少女 宵伽』 (C)地獄少女プロジェクト/宵伽製作委員会 (C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス
『地獄少女 宵伽』 (C)地獄少女プロジェクト/宵伽製作委員会 (C)地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

 若者たちの間でうわさとなっているWebページ、「地獄通信」。そこは、午前0時だけアクセスできる、いわくつきのページです。「地獄通信」に晴らせないうらみを書き込むことで、相手を地獄に落とせるという、都市伝説が流れていました。

 地獄に落とす役目を担うのは、長い黒髪に赤い瞳の「地獄少女」閻魔あい(えんま・あい/CV:能登麻美子)。しかし、相手を地獄に落とした者は、自分も死後に地獄行きとなってしまいます。ある日、とある事情からカツアゲにあっている女子高生・橋本真由美(はしもと・まゆみ/CV:植田佳奈)が、「地獄通信」に書き込みをしてーー?

『地獄少女』は、「夏目友人帳」シリーズや「デュラララ!!」シリーズの大森貴弘監督が手掛けた、オリジナルアニメです。マンガ化はもちろん、ドラマ化・映画化・舞台化など、さまざまなメディアミックスが行われました。

 第4期は2017年に放送されているものの、作画にそこまで力が入っているわけではない本作。第1期~第3期の作画は特に不安定さもあり、今見ると古さを感じるかもしれません。しかし、「憎い相手へのうらみを晴らす」という独特なテーマと、ほの暗く静かな独特の雰囲気に、高い評価が集まっています。

 毎回違う人物のうらみにまつわるエピソードが描かれますが、うらまれている相手を地獄少女が「地獄に流す」展開は同様です。しかし、相手を地獄に送った人も、一生消えない刻印が胸に刻まれたり、それを見て憂鬱になったり……。

 それぞれの不幸や憎しみを丁寧に描写しており、単なる「勧善懲悪もの」とは一線を画している作品です。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

●『魔王様、リトライ!』(2019年7月~放送)

『魔王様、リトライ!』 (C)神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会
『魔王様、リトライ!』 (C)神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会

 ごく普通の会社員、大野晶(おおの・あきら/CV:津田健次郎)は、「INFINITY GAME」の運営者です。しかしある日、昌は魔王キャラである九内伯斗(くない・はくと/CV:津田健次郎)にログインしたまま、異世界へと飛ばされてしまいます。

 途方に暮れる伯斗の前に現れたのは、作った覚えのない村人キャラの少女・アク(CV:高尾奏音)でした。片足が不自由なアクと一緒に旅をすることになった伯斗は、近くにあるという願いの祠(ほこら)を目指すことに。そこに設置された神像に、伯斗は不思議な指輪を授けられてーー?

『魔王様、リトライ!』は、同名ライトノベル(著:神埼黒音、イラスト:飯野まこと/双葉社)を原作としたアニメです。原作などのシリーズ累計発行部数は、2021年4月時点で100万部を突破。小説投稿サイト「小説家になろう」での連載を経て書籍化された人気作品です。

 走る伯斗の作画がカクカクしていたり、全体的に描き込みが少なかったりと、作画に少々チープ感のある本作。しかし、「魔王が村を開発する」「随所に有名アニメのパロディが見られる」など、設定の面白さが視聴者に高い評価を受けています。

 街や登場人物のネーミングセンスが適当だったり、転生後に「会社に籍が残っているか」を気にしたりと、伯斗の人間らしさもポイントのひとつ。異世界ものなのにほどよくリアルで、つっこみどころが多数あるので、複数人でわいわい見るのもおすすめです。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

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「設定や内容への評価が高い作品」「作画の微妙さこそが味になっている作品」など、それぞれの評価ポイントはさまざまです。しかし共通しているのは、「作画がイマイチだから」と、見ずにおくのはもったいない作品ばかりということです。未見の作品があった方は、ぜひこの機会に見てみてくださいね。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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