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もっと膨らませてほしかった!ジャンプ打ち切り作品の秀逸設定 お菓子で戦うのは斬新!

ジャンプには珍しかった、女主人公のバトルマンガ!

●お菓子で戦う、ポップなバトルマンガ『アメノフル』

 2021年に連載されていた『アメノフル』(原作:たけぐし一本、作画:みたらし三大)は、お菓子を自在に生成し、操作する能力を持った「お菓子使い」と、悪用するお菓子使いを取り締まるお菓子警察「ルセット」のバトルを描いたマンガです。

 とあるペロペロキャンディのお菓子使いによって東京が壊滅した世界で、主人公のツムギは自身もペロペロキャンディのお菓子使いであることを隠していました。基本的にお菓子使いの能力は他人と被らないとされているなか、東京を壊滅させたのは自分ではないことを証明するため、ツムギはルセットに入隊して犯人を追う決意をします。

「お菓子で戦う」という設定や、女の子が主人公のバトルマンガという珍しさもあり、一部で人気を集めていた作品だけに、打ち切りとなった際は惜しむ声も多く見られました。感想のなかには「それぞれお菓子の特性を生かしたバトルはなかなか面白い」「お菓子を武器にしているのがポップで良い」と一風変わった設定を評価する声もあります。連載が続いていれば、ポップでキュートなバトルマンガとしてもっと人気を博していたかもしれません。

 今回は近年の例を一部振り返りましたが、ジャンプ読者それぞれに「あれは惜しかった」「設定を活かしたその後の物語がもっと見たかった」と心残りの作品はたくさんあることでしょう。皆さんの忘れられない推し打ち切り作品は何ですか?

(田中泉)

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