マンガ大好き・池田エライザ! でも「びんぼっちゃま」認定のワケ 電子コミック大賞で
マンガ原作の実写映画でも女優として活躍する池田エライザさん。2019年1月23日に行われた「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2019」で、マンガ愛を爆発させました。
原点は『魔人探偵脳噛ネウロ』にあり
2019年1月23日(水)に都内で行われたイベント「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2019」で、見事大賞に輝いた『LV999の村人』(KADOKAWA/岩元健一・星月子猫・ふーみ)。ウェブ小説としてスタートし、2017年5月から「月刊コンプエース」(同)の巻末でマンガ化された同作に、早くから注目していたのが、ゲストとして登壇した女優・池田エライザさんです。

1996(平成8)年に生まれた池田さんが、初めてマンガを読んだのは「(幼稚園の)年長さんか、小1」の頃のこと。
「兄がいるので『ジャンプ始め』は早かったんです。弟もいるのでぎりぎりまで『コロコロ』を読んでました。(一番初めに読んだマンガは)最初はポケモンとかマリオとかがマンガ化されていた時代だったので、そういうのでした。ちゃんと(兄弟で)買ったのは『魔人探偵脳噛ネウロ』(集英社/2005~2009年連載)ですね」
『魔人探偵脳噛ネウロ』は今でも1年に1回、全巻読み返すほど好きで、実家と自宅両方に置いているとのこと。
今回、大賞を受賞した『LV999の村人』について、池田さんは次のように話します。
「『LV999の村人』は(小説投稿サイトの)『小説家になろう』からマンガになったと思うんですけど、『小説家になろう』の小説はよく読んでいて、『LV999の村人』も原作のころから大好きです。今、『異世界モノ(地球とは別の世界に移行する主人公の物語)』とか、『異世界転生』とか、『チート』とかって、たくさんマンガが出ているんですけど、その中でも読んでいて展開がすごく気になるというか、主人公がかっこいいというか……はい、止まらなくなるのでこのくらいにしておきます(笑)」
『キャンディ・キャンディ』の影響で……
そんなマンガ愛にあふれる池田さんですが、かつては「意地悪な子」だと勘違いされることが多かったといいます。その理由は、少女マンガ『キャンディ・キャンディ』に登場するキャラクターで、主人公・キャンディにつらく当たるイライザと名前が似ているためでした。
「どちらかというと、(当時、スクール)カーストは高くなかったので、『そんなことない』って思ってました」

そもそも池田さんにとって、マンガとは「(人生の)師匠」と呼ぶべき存在。かつては、暇つぶしだったり、息抜きに読んだりするものだと思っていましたが、ふと手に取ったあるコマで、「急にパンチを喰らう」感覚に陥ったそうです。
「冒頭を読んでいたはずなのにすごくのめり込んで、その言葉が頭から離れなくて。そこから何日間か、ずっとドキドキしたりとか、固定概念でがんじがらめになっていたものが、急に解放されて気持ちよくなったりとか。マンガってそういう出会いや奇跡があります。ですから、私にとって『師匠』。(子どもができたら)絵本も読ませつつ、マンガに肯定的な、マンガを勧められる親になりたいと思いました」