「打ち切り？ 予定通り？」少年ジャンプの人気作が唐突に連載終了したワケ
かつて「週刊少年ジャンプ」で人気を博した『世紀末リーダー伝たけし！』や『幽☆遊☆白書』、『ライジングインパクト』といった作品たち。実は3作品には、突如として連載が終了したという共通点があります。ファンの間でさまざまな憶測が飛び交いましたが、実際は何が起こったのでしょうか？
多くのファンに衝撃を与えた「連載終了」の理由とは？
「週刊少年ジャンプ」の人気作品だと思っていたのに、突如として連載が終わってしまったマンガがあったことを覚えていますか？ 評判が良かったはずの人気作品が連載を続けられなかった理由について注目していきます。
●作者の不祥事が原因で、まさかの打ち切り！
島袋光年さんによる『世紀末リーダー伝たけし！』は、1997年より「週刊少年ジャンプ」にて連載開始されました。小学生なのにヒゲが生えている、どうみてもオジさん顔の主人公・たけしが、「リーダー的存在」としてさまざまな問題を解決する同作。当初はギャグマンガだったものの、物語後半はシリアスなバトルシーンが見どころとなり、多くの読者から注目を集めた作品です。
しかし2002年8月、女子高生と援助交際をしたとして作者が逮捕され、マンガは打ち切りに。この出来事は世間を騒がせると同時に、連載を楽しみにしていたファンにも大きな衝撃を与えました。
その後は活動自粛期間を経て、2004年に集英社発行の月刊誌「スーパージャンプ」にて復帰。さらに2005年6月からは『世紀末リーダー伝たけし！完結編』が連載開始となり、同作の再スタートを知った読者からは、喜びの声が相次ぎました。
本作を無事完結させた島袋さんは、2008年よりグルメと冒険をテーマにしたバトルマンガ『トリコ』を連載開始。同作品は累計発行部数が2500万部を超える大ヒット作となり、不祥事による打ち切りというドン底から見事に復活を遂げました。
●ジャンプを代表する超人気作が突然の連載終了
1990年から1994年にかけて連載された冨樫義博さんの『幽☆遊☆白書』。2023年12月にはNetflixにて実写ドラマが配信予定で、連載終了から20年以上経った現在でも高い人気を誇る作品です。
同作はしっかり完結しているのですが、一部の読者の間では、なぜか「打ち切り説」がささやかれていました。
