「バハムート」はドラゴンじゃなかった? 『FF』召喚獣の「誤解」しがちな元ネタ
世界最古の神話が元ネタ!

ギルガメッシュといえば『ファイナルファンタジー5』で登場したライバルキャラです。その後の作品では召喚獣(幻獣)としてしばしば登場しており、人気の高さが伺えます。
そんなギルガメッシュの元ネタは世界最古といわれるシュメールの神話「ギルガメシュ叙事詩」に登場するギルガメシュ王です。彼はエンキドゥという相棒と共に森の怪物「フンババ」や「天の牡牛」を討伐するなど、幾多の偉業を成し遂げました。その英雄性にコミカルな一面を付け加えて、武人キャラとしてオマージュされていると思われます。
●終末に食べよう!リヴァイアサン
バハムートと並んで強力な力を持つリヴァイアサン。「大海嘯(だいかいしょう)」で敵全体に大ダメージを与える召喚獣です。リヴァイアサンの出典は旧約聖書にあり、陸のベヒーモスに対し海中の巨大な獣として描かれています。
その姿については具体的な記述があり、口から炎、鼻から煙を噴出し、体は固い鱗でおおわれているとのこと。ワニと翻訳されることもありますが、『ファイナルファンタジー』シリーズではイザヤ書の記述にある蛇や海中の竜という表現を採用しているようです。
なおユダヤの口語伝承を収めたタルムードによれば、世界の終末にリヴァイアサンとベヒモスは殺し合いをさせられるとのこと。その肉は生き残った清い人々の祝宴に供され、皮は祝宴を守るテントになるのです。
●神話、伝説はオタクの大好物
『ファイナルファンタジー』シリーズに限らず、多くの創作物には物語の原型とも言うべき構造があり、神話から名称や逸話を引用しているケースが多々あります。「これは!?」と感じたら元ネタ探しをしてみるのも楽しみ方のひとつではないでしょうか。
こうして雑学知識が増えると、いつしか人はオタクと呼ばれるようになってしまうのです。
(レトロ@長谷部 耕平)




