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『ワンピ』最強の「非能力者」に一部共通する戦闘法 「悪魔の実よりいいかも」

長い歴史を誇る人気マンガ『ONE PIECE』も、とうとう最終章に突入しました。悪魔の実の能力を使って繰り広げる白熱したバトルシーンは、同作の醍醐味と言えるでしょう。しかし悪魔の実を食べていなくとも、能力者と同等かそれ以上に渡り合うことができるキャラクターも存在します。今回は非能力たちに見られる、「ある共通点」をご紹介します。

能力者に負けずとも劣らない非能力者。最強の剣豪たち!

非能力者で、麦わらの一味のなかで2番目の賞金首!『ワンピース SCultures BIG 造形王頂上決戦4 vol.3 ゾロ フィギュア』(バンプレスト)
非能力者で、麦わらの一味のなかで2番目の賞金首!『ワンピース SCultures BIG 造形王頂上決戦4 vol.3 ゾロ フィギュア』(バンプレスト)

 国民的人気マンガ『ONE PIECE』も、とうとう最終章に突入しました。これまでの伏線回収はもちろん、まだまだ新たな展開も見せるなど、最後まで目が離せない状況が続いています。

『ONE PIECE』の魅力といえば「ゴムゴムの実」をはじめとした、さまざまな「悪魔の実」の存在です。しかし、登場キャラクター全員が能力者というわけではなく、作中トップクラスの強さを誇る「非能力者」も多数います。

 彼らの多くは、人間の潜在能力「覇気」を最大限利用して戦っており、多くの能力者を圧倒してきました。そして、彼らの一部に共通しているのは、「最強の剣士」という点です。

 まず最初にご紹介するのは、言わずと知れた剣士、ロロノア・ゾロです。懸賞金は今や11億1100万ベリーと、麦わらの一味ではルフィに次いで2番目に高い金額を誇ります。3本の刀を巧みに操るゾロの戦闘シーンはいつも鮮やかに描かれ、これまで数々の猛者と死闘を繰り広げてきました。斬撃を「飛ばす」こともできるため、その強さは近接戦闘のみに止まりません。

 そんなゾロを序盤で圧倒し、一時期は彼の師匠になっていたのが、世界最強の大剣豪ことジュラキュール・ミホークです。元王下七武海で、現在はバギーが一応ボスということになっている「クロスギルド」に所属中で、35億9000万ベリーというゾロの3倍以上の懸賞金額をかけられています。

 現時点では、作中でミホークが本当には全力を出して戦っていないようにも見えるため、「実は悪魔の実能力者なのでは?」という説も一部にあります。しかし勝負に人一倍こだわりの強いミホークが、悪魔の実の能力を隠して戦うとはとうてい考えにくい、というのが大方の読者の見解です。

 そんなミホークと戦ったのが、白ひげ海賊団5番隊隊長「花剣のビスタ」でした。白ひげ海賊団の古株でもあるビスタは、マリンフォードでの頂上戦争にてミホークと剣を交えることになり、ほぼ互角の斬り合いを繰り広げています。現在は白ひげ海賊団の残党たちと行動しているようですが、最終章での再登場、活躍が期待されています。

 最近では、「ワノ国編」にてストーリーを盛り上げた過去のキャラも「剣士」でした。二刀流使いの光月おでんは、ワノ国の大名でありながら元ロジャー海賊団で元白ひげ海賊団のクルーでもある、という異色の経歴を持ち、その実力は海賊王ロジャー、白ひげやシャンクスからも折り紙付きでした。剣術は我流ですが、凄まじい切れ味の豪快な必殺技で、過去編にてその力を存分に発揮しています。

 その他、泳ぎも含めた総合力が高い元ロジャー海賊団副船長のシルバーズ・レイリーも、主な武器は剣であり、海軍大将・黄猿の攻撃も剣1本で止めています。そしてルフィのあこがれの存在、四皇・シャンクスも、頂上戦争で同じく当時大将の赤犬の拳を剣で止め、最終章ではいよいよ剣と覇気を使った、とある「必殺技」を披露しました。

『ONE PIECE』の世界において、悪魔の実を食べない場合は、「覇気と剣」の組み合わせが一番強力なセットなのかもしれません。しかし、蹴り技を極めたサンジや、武装色の覇気で強化した拳骨一筋で戦うガープ、拳銃やパチンコでの銃撃で戦うウソップやその父・ヤソップ、ベン・ベックマンなど、戦い方は各キャラごとに多彩です。まだ「悪魔の実の能力者」か否か、判明していないキャラも多く、その点も最終章の注目のポイントとなっています。

(マグミクス編集部)

【画像】なんか剣士ほど目立てていない? 「銃使い」のキャラたち(5枚)

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