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『聖闘士星矢』黄金聖闘士強さランキング シャカ、サガ、アイオロス…最強は誰だ?

マンガ『聖闘士星矢』に登場する聖闘士の最高峰に位置づけられる「黄金聖闘士」の実力は、全員互角といわれます。そこをあえてランク付けすると、誰が最強なのでしょうか。理由も含め、ひとつの見解を提示します。

シオンやカノンも含めて考察 黄金聖闘士最強は…!?

第3位 最強の一角アイオロス。画像はBANDAI SPIRITS「聖闘士聖衣神話EX サジタリアスアイオロス ~ORIGINAL COLOR EDITION~」(C)車田正美/集英社・東映アニメーション
第3位 最強の一角アイオロス。画像はBANDAI SPIRITS「聖闘士聖衣神話EX サジタリアスアイオロス ~ORIGINAL COLOR EDITION~」(C)車田正美/集英社・東映アニメーション

 1986年に集英社「週刊少年ジャンプ」にて連載が開始された、車田正美先生によるマンガ『聖闘士星矢』は、ギリシャ神話を題材とした壮大な世界観や、星座をモチーフとした鎧「聖衣(クロス)」、人間の内に眠る小宇宙(コスモ)を爆発させて奇蹟を起こす戦闘描写などが人気を博して、2022年までに単行本累計発行部数が5000万部を超え、世界的に大ヒットを記録した作品です。

 聖闘士の中でも黄金の聖衣をまとう「黄金聖闘士(ゴールドセイント)」は、光速の動きで必殺技を放つ最強の聖闘士です。黄金聖闘士は実力伯仲で、戦えば、決着がつかない「千日戦争」になるともいわれています。とはいえ、劇中描写では強弱の差がうかがえるのも事実でしょう。最強の黄金聖闘士は誰なのでしょうか。

 派生作品の世界観に違いがあることも考慮し、ここでは車田正美先生の描かれたマンガ『聖闘士星矢』の劇中描写を基本とする原作重視のスタンスにて、ランキング形式で考察してみました。まずはそのトップ3を見ていきましょう。

第3位 射手座(サジタリアス)のアイオロス

 本編の13年前に、反逆者の汚名を着せられて亡くなった黄金聖闘士です。双子座のサガに匹敵する人物といわれているものの、劇中で戦闘をしたことがありません。

 ただし、アイオロスの魂が宿った射手座の黄金聖衣が、星矢に力を貸したことがあります。その時点の星矢自身の実力は、獅子座のアイオリアが放つ光速の拳は全く見えず、アイオリアが避けずに星矢の拳を受けても無傷と、圧倒的に差のある描写がなされていました。

 しかし、射手座の黄金聖衣が星矢に装着された途端、アイオリアの光速拳は回避され、星矢の「ペガサス流星拳」はアイオリアにダメージを与えられる威力となりました。そして、アイオリアの必殺技「ライトニングボルト」も跳ね返しています。これらはほぼアイオロスの力でしょう。

 アイオリア自身が、黄金聖闘士で最強クラスである乙女座のシャカと千日戦争になる実力者ですから、聖衣に宿った小宇宙だけでそのアイオリアと互角に戦えたアイオロスは、最強クラスの聖闘士といえます。

第2位 乙女座(バルゴ)のシャカ

「最も神に近い男」と呼ばれ、相手を異世界に落とす「六道輪廻(りくどうりんね)」、圧倒的な威力の「天魔降伏(てんまこうふく)」、敵の五感や第六感を破壊していく「天舞宝輪(てんぶほうりん)」など、強力な必殺技を多数持つことから「最強の黄金聖闘士」とする考察も数多くあります。

 アイオリアと千日戦争になっていますが、この時のシャカは「目を閉じたまま」で、本気ではなく、実力はシャカの方が上でしょう。

 精神耐性も強く、サガやシードラゴン(当時)のカノンにも通用した、鳳凰星座(フェニックス)の一輝による「鳳凰幻魔拳(ほうおうげんまけん)」も全く通用しませんでした。「鳳翼天翔(ほうよくてんしょう)」もシャカには通用していませんが、サガは初見では吹き飛ばされているため、シャカはサガより強いという見方もできます。この描写については、一輝はシャカ戦でのセブンセンシズ覚醒を経て実力を増した上でサガ戦に挑んでいますし、聖衣も新しくなってパワーアップしているため「一輝が強くなったことで、サガに技が通用した」可能性もあります。

 筆者はサガの方がやや上と考えており、サガの項目で解説します。

【画像】黄金聖闘士強さランキングをカウントダウン!(14枚)

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