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「エグすぎてR指定」「名作だけど再鑑賞ムリ」 大人もトラウマなアニメ映画4選

幼少時に観て「怖い」とトラウマになった映画は、大人になっても気分が下がったり、避けようしたりとすることは少なくありません。今回はそんな、人によってはトラウマになりかねない衝撃のアニメ映画を紹介します。

人にはあんまりおすすめできない?

映画『ファンタスティック・プラネット』ポスタービジュアル (C)1973 Les Films Armorial - Argos Films
映画『ファンタスティック・プラネット』ポスタービジュアル (C)1973 Les Films Armorial – Argos Films

 信じられないような衝撃のストーリー展開やインパクトの強過ぎるシーンがあるアニメ映画は、観た人にトラウマを与えることも多々あります。

「作品自体は良いんだけど、トラウマが刺激されるからまた観たくはない」「あの作品、嫌いではないけど人を選ぶかも……」というような作品は、誰しも思い出せるはずです。

 今回はそんな人によってはトラウマになるかもしれないアニメ映画を紹介します。

●『ファンタスティック・プラネット』

 1973年にフランスとチェコが共同制作した『ファンタスティック・プラネット』は、紙を切って作ったキャラクターを使った「切り絵アニメーション」という手法や、ブラックユーモアあふれるストーリーによって、長年国内外で熱烈なファンを獲得しているSFアニメ映画です。

 地球ではないどこかの惑星を舞台に、巨大な種族の「ドラーグ族」と、彼らに支配される「オム族」による争いを描いた作品は、さまざまなクリエイターに多大な影響を与えていることでも知られています。たとえば人気ゲーム『ピクミン』は、作品の世界観を作るうえで開発チームが視聴していることをインタビューで明かしていました。

 この作品に登場するオム族は人間そっくりですが、ドラーグ族は青い皮膚や真っ赤で丸い目、魚のヒレのような耳という異質な見た目をしています。ドラーグ族は自分たちの手のひらに乗るほど小さなオム族を奴隷やペットのように扱っており、害虫を駆除するかのようにあっさりと殺す描写も少なくありません。人間のようなオム族が踏み潰されたり、首輪をつけられて散歩させられたりするシーンは、観ていて鬱々としてくるほどです。

 夢に出てきそうなほど強烈なビジュアルと、切り絵アニメーションによるシュールな作風で、多くの人に強烈なインパクトとトラウマを与えてきました。

●『映画 聲の形』

 マンガ『聲の形』を原作とする『映画 聲の形』は、登場人物の心理描写や京都アニメーションによる美麗な作画が高い評価を得ている一方で、作中のいじめのシーンがリアル過ぎるあまり、トラウマに感じたという意見も多々ありました。

 聴覚の障害を理由にいじめられる少女・硝子(しょうこ)と、いじめの中心人物だった少年・将也を中心に、さまざまな人間ドラマが描かれる同作は、ふたりが出会った小学校の頃から始まります。転校生としてやってきた硝子は、耳が聞こえないために授業が進まなくなることから、補聴器を壊されるといったいじめを受けるようになりました。

 学校全体で大きな問題として取り上げられるようになって初めて、ことの重大さに気づいた将也でしたが、クラスメイトから全ての責任を押し付けられ、逆にいじめの標的となってしまいます。

 いじめの描写だけでなく、硝子のためを思った大人たちの行動が裏目に出てしまう瞬間、高校生になって遺恨のあるクラスメイトに会った気まずさなど、観ていて心が痛むシーンもあり、SNSでは「作品自体は素晴らしいけど、もう1回観たくない」「小学生の頃のことを思い出して辛くなってくる」など、過去の実体験のトラウマを刺激された人も少なくないようです。

【画像】ポスターの段階で怖い? 絵柄はかわいい? いろんな衝撃が襲い来るトラウマアニメ映画を見る(8枚)

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