「エグすぎてR指定」「名作だけど再鑑賞ムリ」 大人もトラウマなアニメ映画4選
再上映によってトラウマを味わった人も続出?
●『パーフェクトブルー』

日本を代表するアニメの巨匠のひとり・今敏監督の初監督作品として知られる『パーフェクトブルー』は、凄惨なシーンが多いことから国内ではR15、その他ほとんどの国ではR18とレーティングが定められています。
『パーフェクトブルー』は、突如としてアイドルから女優への転身をはかった主人公・未麻が現実と虚構の区別がつかなくなっていく、サイコサスペンスです。作中では惨殺された死体がはっきりと映し出されるほか、ドラマの中で未麻がレイプシーンを拒否することなく撮影する描写など、エロ、グロシーンも少なくありません。
2023年9月には制作を手がけたマッドハウス創業50周年、『パーフェクトブルー』25周年を記念して、4Kリマスター版での劇場上映が行われています。記念上映で『パーフェクトブルー』を初めて鑑賞した人たちによる「これ観てトラウマにならない人いるの?」「観ててキツくなるシーンばっかりで頭痛くなった」などといった声がSNSで続出していました。
●『火垂るの墓』
スタジオジブリによる長編アニメーション映画『火垂るの墓』(高畑勲監督)は、戦争の悲惨さを後世に伝える作品として高く評価されている一方、戦争孤児となった幼い兄妹・清太と節子が亡くなるバッドエンドや戦争の影響がまだ節々に感じられるリアルな描写に「もう観たくない」と、トラウマを植え付けられた人も多い、トラウマアニメ映画の代表的1作です。
『火垂るの墓』では、明確に清太の死亡が明かされる冒頭のシーンに加え、空襲によって重傷を負った母親と対面するシーンもトラウマと言われています。
空襲が発生した際、清太は母親を先に防空壕へと避難させますが、母親は全身に大火傷を負ってしまいました。空襲によって離れ離れになった清太はなんとか母親と再会するも、母親は全身包帯姿でうめき声をあげるのみの変わり果てた姿になっていたのです。
後から防空壕へと向かった節子と清太は助かっており、母はやけどによって死亡しますが、これは心臓の弱い母親を案じた清太の判断によるものです。もしも家族3人で後から防空壕へ向かっていれば、母親も生存していた可能性もあります。
変わり果てた姿に動揺してその場から逃げ出してしまった清太が再度お見舞いに訪れると、母親はすでに息を引き取っており、身体にはウジ虫がたかっている……というシーンも観客にトラウマを与えました。
そんな『火垂るの墓』は公開当時『となりのトトロ』と同時上映された作品であり、劇場で観ていた人の奥は可愛らしいトトロに癒された直後に、トラウマ級の衝撃を受けたことでしょう。
(田中泉)






