「ボンビー無しモード」は無理? 桃鉄にあってほしい機能にネットの意見続出
「桃鉄」シリーズの最新作『桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~』が2023年11月16日についに発売されました。レビューコメントやSNS上には絶賛の声が出ていますが、「こんな機能が欲しい」という要望コメントも多くあがっています。今回はネット上で飛び交う桃鉄ファンの「追加してほしい便利機能」をみてみましょう。
家族で『桃鉄』をプレイするためにはキングボンビーが邪魔?

2023年11月16日に、『桃太郎電鉄』(以下、桃鉄)シリーズ最新作である『桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~』が発売されました。従来の「桃鉄」シリーズは日本が舞台の作品がメインでしたが、同作は2010年の『桃太郎電鉄WORLD』(ニンテンドーDS)以来久しぶりに世界規模での『桃鉄』が遊べるため、楽しみにしていたファンは多いでしょう。
発売から早くも、ネット上では「遊んでいるだけでゆるく世界地理が勉強できて楽しい」「しばらく寝不足の日々が続きそう」など、『桃鉄』の新作購入を喜ぶ声が多くあがっていました。それと同時に、今回だけでなく以前からたびたびネット上で見られた「ここを改善してほしい」「こんな機能がほしい」といったファンの要望も見られます。そこで今回は、『桃鉄』ファンが望む「追加してほしい便利機能」をみてみましょう。
まずは、「オンライン対戦」についての要望です。最新作や2020年に発売された前作『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』では、オンライン対戦が可能ですが、オンラインで遊ぶ場合は「フレンド登録」された人としか対戦できません。ネット上では「オンライン対戦がランダムマッチもできたら、ひとりでも『桃鉄』の対人戦を楽しめるのに…」などの声が多くあがっています。
ただ、たしかにランダムマッチは楽しいかもしれませんが、不利になった瞬間に離脱してしまうプレイヤーが続出する可能性もあるでしょう。諸事情で相手のプレイを待たされ続けることもあり得るため、難しいかもしれません。ちなみに前作では桃鉄日本一を決めるイベント「桃鉄GP」が定期的に開催され、このゲームモードでのみオンラインランダムマッチが可能でした。最新作でも「桃鉄GP」が開催されるのか、気になるところです。
また、誰もが厄介がる「貧乏神関連」の要望の声も、長年多くあがっています。貧乏神とは『桃鉄』シリーズにおける定番キャラで、プレイヤーの誰かが目的地にゴールすると目的地から一番遠くにいたプレイヤーに取り憑く存在です。
貧乏神は取り憑かれたプレイヤーのお金を勝手に使ったり、購入した物件を売却したりと、何かとプレイヤーの邪魔をしてきます。さらに、貧乏神は一定の確率で進化し、より大きな損害を与えてくる「キングボンビー」や、強制的にプレイヤーを移動させるだけでなく高額旅費を請求してくる「世界旅行ボンビー」(最新作から登場)などになってしまうのです。
この凶悪な変身について、ネット上では「子供が怖がるのでキングボンビーオフ機能が欲しい」「そもそも誰にボンビーをなすりつけるかだけで揉めるから、『ボンビー無しモード』があってもいいと思う」などといった声が多くあがっており、家族や仲間内で平和に『桃鉄』をプレイしたいファンの切実な思いを感じさせます。
その他の理不尽なマイナス要素として、運が悪ければ全財産をいきなり奪っていくお馴染みの「スリの銀次」や、キングボンビーさらなる進化系で取り憑かれていないプレイヤーも巻き込んで各地の物件を破壊し尽くす「デストロイ号」も、オフ機能を希望する声が多くあがっていました。
これらの声があがる理由は、誰かが理不尽な目に遭うのを嫌う気持ちはもちろん、たまには「お邪魔」要素を減らしてシンプルに資産をどれだけ増やせるかを競いたいというファンの想いもあるようです。ちなみに筆者個人の要望としては、キングボンビーの対策手段として「メカボンビー」が復活してくれることを切に願っています。
その他、ネット上では、2023年11月現在では最新作でプレイできない「桃鉄10年トライアル」モード(プレイヤーひとりと強さが固定されたCOMキャラクターふたりの3人で桃鉄を10年間プレイし、成績をネット上の全国ランキングで争うイベント)の復活を願う声や、30年や40年目以降にしか発生しないイベントをもっと早めて指定年数から発生させる機能がほしいという声も散見されます。
ちなみに、最新作では100年中のゲーム中盤に発生する、3つの大型イベントのいずれかを短期戦で遊ぶことができる「ヒストリーモード」が登場しました。
近年のゲームは発売後のアップデートで機能が追加されることもあり、『桃鉄』前作でも多数のアップデート、変更が行われています。今回紹介した要望が叶えられる可能性も、ゼロではないでしょう。これから同作でどれだけ機能が追加されるのか、今後のアップデート情報にも注目です。
(LUIS FIELD)