『パルワールド』や『スイカゲーム』の「偽アプリ」はなぜ現れる? 遊びたくても「避けるべき」理由
「偽物でも楽しいならOK」という考えは甘い! 偽アプリに注意すべき理由とは

なかには「偽アプリでも楽しく遊べるのだからいいのでは?」と考える人がいるかもしれません。たしかに偽物でもおもしろい可能性はあるものの、推奨できない理由があるのです。
偽アプリが狙っているものはさまざま。単にプレイ中に表示される広告による広告収入を狙っているのであれば、ユーザーの被害はほとんどありません。何より広告を見てゲームを遊ぶというのは、ユーザーにとって極めて当たり前のことでしょう。
ただし、偽アプリの場合は本物が本来得られたであろう収入を奪っているわけです。たしかにユーザーに不利益はないものの、本家のゲームのお金を掠め取っているようなものであり、褒められたものではありません。
このような権利問題によるゲームメーカーへの打撃だけではなく、ユーザー自身に害を与える可能性もあります。通常のアプリでもいくつかの権限を求めてくる場合がありますが、偽アプリの場合は悪質で、アドレス帳・位置情報・画像などの個人情報を盗もうとしてくるケースもありえます。
ゲームではないですが、「メモリ解放アプリ」を騙る偽アプリではすでにさまざまな問題が起きています。それをインストールしてしまうと全画面で急に広告が出るようになったり、単純にアプリをアンインストールしただけでは消しきれなかったりと、スマホの使用に支障が出ることさえあるのです。
偽アプリはどこの誰が作っているかわからないわけですし、ましてや倫理的なものではありません。その偽アプリを作った人たちが何を狙っているのかわからない以上、手を出すべきでないのは間違いないでしょう。
こうなると「そんな問題ある偽アプリが普通に存在するのはなぜ?」と思う読者の方もいるかもしれません。当然ながらゲーム素材の盗用は違法ですし、ほかの有名ゲームと誤認させるのも大きな問題があります。日本であれば間違いなく炎上するでしょう。
しかしながら、著作権に関する意識は国によって異なりますし、アプリストアの整備が間に合っていないのが現状です。『8番出口』や『パルワールド』の偽アプリは現在削除されているようですが、その消されるまでのわずかな間だけでもかなりの数がダウンロードされる可能性があります。
残念ながら、偽アプリに対しては現在は自衛せざるを得ない状況になっています。「無料で、しかもスマホで出ていないはずの人気ゲームが遊べる」という甘い話はそうそうないわけで、騙そうとしてくる偽アプリに対しては十分に注意しなければなりません。
(すすだま)



