最終章は怖すぎる幻獣種祭り? 『ワンピース』今後登場しそうなモデルは?
『ONE PIECE』に登場する悪魔の実には、動物の力を得ることができる「動物(ゾオン)系」が存在し、近年はそのなかに幻獣種のモデルの「動物系」の悪魔の実が多数登場しています。強力な力を誇る幻獣種の悪魔の実ですが、今後はどのような能力が登場するのでしょうか。
ワノ国編以降「幻獣種」の能力が多数登場?

尾田栄一郎先生による国民的人気マンガ『ONE PIECE』には、一口かじると不思議な能力を得る「悪魔の実」が登場します。悪魔の実は「動物系(ゾオン)系」「超人(パラミシア)系」「自然(ロギア)系」の3つに分類され、なかでも動物系の悪魔の実は動物の力を得ることができ、「古代種」や「幻獣種」などの希少なものが存在します。
今回注目する「幻獣種」は、神話などに登場する伝説上の動物、人物がモデルになっており、強力な力を得ることができます。この記事では、そんなこれまでに登場した幻獣種を振り返り、今後登場しそうな幻獣種モデルの悪魔の実を予想していきます。
※この記事では『ONE PIECE』の単行本未収録の内容を含みます。
動物系の幻獣種が初めて登場したのは、「マリンフォード頂上戦争編」です。白ひげ海賊団の1番隊隊長マルコの「トリトリの実 モデル『不死鳥(フェニックス)』」が初登場し、その後、当時の海軍元帥センゴクの「ヒトヒトの実 モデル『大仏』」が登場しました。
そして、「ワノ国編」では幻獣種が多数登場します。ワノ国を支配していたカイドウが食べていたのは「ウオウオの実 モデル『青龍』」で、龍の姿に変身することができ、火を吐くことも可能です。また、カイドウの息子であるヤマトは「イヌイヌの実 モデル『大口真神』」を食べており、カイドウと手を組んでワノ国の将軍だったオロチは「ヘビヘビの実 モデル『八岐大蛇』」の能力を得ていました。
ほかにも日本の妖怪である「ヒトヒトの実 モデル『大入道』」が登場し、そして主人公ルフィが食べたゴムゴムの実も別名が「ヒトヒトの実 モデル『ニカ(伝説の太陽神)』」であることが判明したのです。
物語が進むにつれ、幻獣種の悪魔の実の登場が多くなった『ONE PIECE』では、コミックス105巻以降の最新展開で、世界政府の最高権力である五老星も幻獣種の悪魔の実を食べているのではないかという説も浮上しています。
現在描かれている「エッグヘッド編」では、未来島エッグヘッドに五老星のひとりジェイガルシア・サターン聖が現れました。サターン聖の変身後の姿は蜘蛛のような下半身で頭には牛のような角があり、日本の妖怪「土蜘蛛」に似た姿です。
また、その前の1085話では、聖地マリージョアにて、シルエットだけですが五老星が変身した姿と思われる異形の姿が登場していました。ネット上では、五老星全員の能力についてさまざまな考察が飛び交っています。