アラフィフがなぜか歌える「昭和のアニソン」3選 40年以上経っても忘れない理由
象徴的な歌詞のみで世界観を表現した『北斗の拳』のOP曲

1984年に放送開始された『北斗の拳』のオープニング曲は、「愛をとりもどせ!!」(クリスタルキング)です。クリスタルキングは、1979年のヒット曲「大都会」でも知られるロックバンドで、同曲は重厚感のある低音とドラマチックな高音のツインボーカルによって、インパクトのあるオープニングとなりました。
ツインボーカルのため、当時のアニソンのなかでは曲の音域が広く、歌う際の難易度が高めの曲です。しかし、冒頭の英語と日本語が融合した歌詞、印象的なメロディーラインに、多くの視聴者が引き込まれました。歌詞は、ダイナミックな力の描写が盛り込まれワクワクするような躍動感に満ちています。『北斗の拳』は2023年に、40周年を記念した新作アニメの制作が決定しました。キャストについての続報が待たれます。
最後は、1986年に放送開始された『聖闘士星矢』のオープニング曲です。日本のロックバンド「MAKE-UP」が歌う「ペガサス幻想」は、熱さと疾走感のある曲です。視聴者を含めた少年たちを「勇者」だと称える歌詞に、当時の大人たちのメッセージを感じます。「夢」つまり、「希望」を失わないように呼びかける歌詞は、どんなことがあっても、孤独や困難に負けるなという励ましが込められていました。
「ペガサス幻想」は、これまでの少年マンガと異なるさわやかなアニソンだったため、少女たちの心にも響きました。『聖闘士星矢』は、当時の女子中高生からも熱烈な支持を受けており、少年向けアニメが男女を問わず視聴されるようになったきっかけとも言える作品です。ちなみに「ペガサス幻想」は、2023年に公開された実写映画『聖闘士星矢 The Beginning』のBGMや予告トレーラーにも使用されました。
また『聖闘士星矢』は、2024年に『聖闘士星矢:Knights of the Zodiacバトル・サンクチュアリ』Part2の配信が決定しています。主題歌は「PEGASUS SEIYA」(The Struts)で、英語版の「ペガサス幻想」となっています。
現在は配信で、いつでもさまざまなアニメを観ることが可能になり、オープニングもスキップできてしまいます。しかし、かつては、多くの人が毎週同じ時間に放映される最新話を視聴していました。翌日、学校で友人とアニメの話題を楽しんだ人も多いでしょう。そんな当時の日常や感情とともに「オープニング曲」が記憶されているために、今でも忘れられないのかもしれません。
また、懐かしいアニソンを聴いたときに湧き上がる「なんだか泣けてくる」「心に染みる」「テンションが上がる」などの感情は、当時のアニソンを作った大人たちのメッセージが読み解けるようになったからではないでしょうか。
(LUIS FIELD)




