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エグさに定評ある富野由悠季監督作品「民間人が犠牲になる」トラウマ必至な3つの悲劇

容赦の無い突然の死

『伝説巨神イデオン』 (C)サンライズ
『伝説巨神イデオン』 (C)サンライズ

●「ミハル・ラトキエ」 『機動戦士ガンダム』

『機動戦士ガンダム』第27話「女スパイ潜入!」から第28話「大西洋、血に染めて」に登場した「ミハル・ラトキエ」は、生活のためにジオン軍のスパイとして雇われていた少女です。地球連邦軍のベルファスト基地のそばで弟と妹を養いながら暮らしていたミハルは、「現地スパイ107号」として基地の情報をジオン軍に提供していました。

 ある日、おなじみ「ホワイトベース」がベルファストに入港し、「カイ・シデン」と出会ったことからミハルの運命は大きく変化します。ホワイトベースに潜入し、船内に弟や妹と同世代の子供(カツ、レツ、キッカ)がいることを知り、自らの諜報活動によりホワイトベースの危機を招いたことを悔いたミハルは、自らも何かしなければと思い立ち、カイに頼んで輸送攻撃機「ガンペリー」に同乗したのです。そしてミハルは戦闘の最中、発射システムが故障したミサイルを手動で発射、爆風に吹き飛ばされ大西洋に若い命を散らしました。

●「戦禍に斃れる人々」 『伝説巨神イデオン』

『伝説巨神イデオン』も、多くの民間人が「バッフ・クラン」との戦いの中で命を散らしました。なかでも特に印象深い最期を遂げた人物を挙げるとすれば、「キッチ・キッチン」と「ノバク・アーシュラ」になるでしょうか。

「キッチ・キッチン」は主人公の「コスモ」が「キャラル星」で出会った少女で、バッフ・クランの攻撃で親を失った子供たちと暮らしていました。TV版では第25話「逆襲のイデオン」で、「ダラム・ズバ」の手で射殺されています。劇場版「発動篇」では序盤に爆撃を受けて死亡し、吹き飛んだ首がコスモのヘルメットのバイザーに映り込むという衝撃的なシーンが描かれました。

「ノバク・アーシュラ」はバッフ・クランの襲撃で親を失い、宇宙船「ソロ・シップ」で保護されていた少女です。その最期は、ソロ・シップ内での白兵戦の際に吹き飛んだ敵兵士の死体に気を取られた瞬間に、白兵専用機動メカ「ジョング」の砲撃を受けて頭部を吹き飛ばされるという、あっけなく残酷なものでした。

(早川清一朗)

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