ヒーローだけど人間じゃないの!? 怪人サイドが変身してた「仮面ライダー」3選
夢を持たないのに、夢を守る存在…初代から受け継がれる「ヒーロー」の定義

怪人ライダーの存在は、サブの仮面ライダーのみに収まりません。平成ライダーの4作目にあたる『仮面ライダー555(ファイズ)』(以下、ファイズ)では、主人公の「乾巧(いぬい たくみ)」が怪人ライダーという設定です。
『ファイズ』の敵対勢力は「オルフェノク」と呼ばれる怪人で、「仮面ライダーファイズ」に変身できる巧も、その正体が「ウルフオルフェノク」だったことが明かされます。
主人公が敵対勢力の怪人であるという、ライダーの概念をひっくり返す展開に、当時の視聴者は大きな衝撃を受けました。実は作中には序盤から、巧がオルフェノクだと示唆する描写がいくつか存在し、実際に第1話の段階ですでにオルフェノクであったのだから驚きです。
巧がファイズとして戦うのは、夢を持たない怪人である自分を否定するためでした。この空虚で孤独なヒーローは、ある意味初代ライダーの「敵に作られた人間ではない存在」に回帰しているように感じます。
人類の天敵である怪人でありながら人間の心を持ち、人間のために戦うヒーローは、多くの人の心に残る存在です。「仮面ライダー」や「ヒーロー」の定義とはなんなのか、非常に深く考えさせられます。
(マグミクス編集部)



