『聖闘士星矢』ほかと比べて弱すぎない? 「白銀聖闘士」の印象を貶めたのは誰だ!
格下のはずの青銅聖闘士にあっさりと倒されてしまう白銀聖闘士って…

星矢と同じ青銅聖闘士である「鳳凰星座(フェニックス)の一輝」に、手も足も出ずあっさりと倒された「御者座(アウリガ)のカペラ」も、強さを証明できなかった白銀聖闘士でしょう。
カペラは仲間の白銀聖闘士ふたりとともに、ジャミアンの魔の手から逃れた沙織を改めて拉致するために現れます。一輝は彼らに「おとなしく日本を去れば命だけは助けてやってもよい」と伝えますが、カペラは聞き入れません。
一輝に対してカペラは攻撃を加えようとしますが、傷ついた星矢を抱えて片手しか使えない一輝にあっさりと倒されてしまいます。なんとか立ち上がったカペラは反撃を試み、円盤を使って一輝の首をはねたかと思いきや、その光景は一輝が放った「鳳凰幻魔拳」によって見せられた幻影でした。
心のなかの恐怖心を増大させて相手の精神を崩壊させる「鳳凰幻魔拳」によって、精神がズタズタにされてしまったカペラは、立ち上がっても動くことができず、最後は一輝に指で押されて倒されます。青銅聖闘士のなかでもトップクラスの実力を持つ一輝が相手とはいえ、ここまでカペラが一方的にやられてしまったことは、読者に「白銀聖闘士=弱い」という印象を与えた大きなきっかけになったのかもしれません。
このように失態を演じ続ける白銀聖闘士のなかでも、コミックス7巻「獅子座アイオリアの挑戦の巻」に登場した「ヘラクレス星座のアルゲティ」「銀蠅座(ムスカ)のディオ」「巨犬座(カニスマヨル)のシリウス」の3人が見せた戦いぶりは、もっとも白銀聖闘士を貶めたものだといってもいいでしょう。
このエピソードで3人は、黄金聖闘士である「獅子座のアイオリア」によって傷だらけにされたうえに聖衣も着ていない星矢に襲い掛かります。絶体絶命のピンチに星矢は、どこからともなく現れた射手座の黄金聖衣を身につけると、一瞬にして3人の白銀聖闘士を蹴散らすのでした。あまりにもあっさりと決着がついたため、この3人の登場は黄金聖衣を身につけた星矢の「かませ犬」のような扱いでした。
彼らの戦いぶりに対して読者からは「白銀聖闘士が一番弱い気がする」「青銅聖闘士を苦しめたのはアルゴルだけ」「ミスティだけは際立っていたがほかは地味だった」などの声が挙がっていました。
一方、白銀聖闘士のなかには、黄金聖闘士を凌ぐ「琴座(ライラ)のオルフェ」や、のちの『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』に登場する「祭壇座(アルター)のハクレイ」といった実力者も存在します。彼らの活躍ぶりを見れば、白銀聖闘士の存在意義は確かなものだったと認識できるでしょう。
(LUIS FIELD)





